わが町橋本市から西へ約50km、同じ和歌山でも海側と山側ではかなりの距離がある。和歌山城から南西に広がる風光明媚な景勝地が和歌浦。近隣には神社仏閣もたくさんあり、歴史の重みを感じる。はるか昔、いにしえの人達もその雄大な自然とともに過ごした日常を万葉の和歌として歌い、随所に残されている。
隣接する片男波海岸では、夏ともなればたくさんの海水浴客で賑わうが、さすがにこの季節はいない。けれども家族連れや若者達は白波際を散歩したり、貝殻を集めるなど、楽しんでいる。
近くの旅館街は少し寂しくなり、これからの忘年会シーズンなどは、以前は大変賑わっていたが、最近は減少気味だとか。
芝生に囲まれた片男波公園内にある体育館が、昨日の交流大会の会場。バレーの内容ももちろん大切だが、スポーツを通じて由緒ある街並みや歴史を知る機会も、小学生にとっては大切な要素だと考える。
単なるバレーの遠征にとどまらず、選手達に歴史を重んじる視野の広さ、深さも育みたい。