連休が始まった頃から、家の周囲の田んぼに人の姿が多く目立ち、にわかに騒ぎ出してきた。田植えの準備である。
間もなく田んぼに水を取り込み、水田になる。そうなると夜間はまた賑やかになり始める。それがカエルの合唱。童謡にもあるが、その鳴き声は初めて聞く者にとっては、夜中目が醒めるほど。
この田んぼには様々な生物が集う。動物は他の生き物を食べないと生きられない。食物連鎖が起こる。その命のつながりを支えるのがカエル。カエルが元気だと、当然オタマジャクシも多くなる。水中の昆虫のエサになる。カエルになっても、サギをはじめ鳥やヘビ、タヌキなどに食べられる。水中の生き物と、陸や空の生き物をつないでいるのがカエルというわけ。
そんな話を知った時、指導者も“カエル”のようでありたいなぁと感じた。小学生と中学生、そして高校生へと連鎖が起こるつなぎ役が指導者か。
日に日に暑くなり、窓も解放しがち。夜に響き渡るカエルの鳴き声とともに自省するのも、また良いものだ。
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