オリンピックV3を目指す、やわらちゃんこと谷亮子。柔道の一選手のみならず、日本のトップアスリートとして今や誰もが認める存在である。彼女の実績は言うに及ばず、その人間力やウィットに富んだ会話など、本当に素晴らしい。ファンのひとりとして、最近のニュースでまた驚きと尊敬の念をいだいた。
先月上旬にフランス・パリで個人合宿を行い、そこでなんとニューロン(神経細胞)についての講義を受けたと新聞報道されている。専門の先生につき、長い時は1日4時間に及び、身体能力を高めて健康にするため、体のしくみを勉強したそうだ。
『トレーニング(練習)は確かに大事だけど、それだけでは限界がある。(中略)勝つためにはこんな勉強も必要なのです。』と平然に言ってのける。すごいの一言。同時に、日本にもここまで勉強されているアスリートが現れたかと、感慨深い。根性論が優先されそうな武道競技に、新たな1ページを加えてくれそうである。
ますます今年の北京オリンピックは彼女から目が離せない。我がバレーボール界にも、コート上で生理学が語れる選手がいつ現れるだろうか、待ち遠しい。
「ママでも金!」きっとやってくれるだろう!