小学生バレーにおいて県内で優勝し、近畿大会や全国大会に出場するために、強豪チームの指導者の間でまことしやかに囁かれる1週間の練習合計時間である。週末に練習試合も含め20時間。残り1日4時間ずつで5日間の練習が必要らしい。
本当に馬鹿げた話である。それで絶対優勝するとは限らないわけであるから、優勝を逃した時に残るのは心身の疲労とケガ、バレーバカを生み出すシステムだけである。
特に使い過ぎ、疲労の蓄積によるケガは致命傷にもなりかねない。中学・高校に進んでもバレーのできない身体では、週40時間の代償はあまりにも大きすぎる。
さて、週末のコンディショニングセミナーには約40名の参加者がある。今回で5回目のこのセミナー。北は北海道から、南は宮崎県の方もお越し下さる。熱い思いの人達が、またまた集まってくれる。
からだの“しくみ”と“つくり”を知ることは、ケガの起こるメカニズムを知ることにつながる。しいては技術的にもどのような動き、構え、姿勢をとれば良いかが分かってくるはずである。
バレーの技術練習、ボールを使っての練習は全くしないわけだが、上手くなるためには練習量だけ増やせば結果につながるわけではないはず。量と質を掛け合わせる必要があるのだから、そのためにコンディションはとても大切になってくる。
仲間との再会が、今から楽しみである。