今年も後、十数時間になった。1年のたつのがホントに早く感じる。誰が言ったか、何かに書いてあったか、定かでないが年を重ねる程、1年が早く感じるのは1歳の子供は人生のうち1分の1が1年だけれど、2歳になると2分の1になる。10歳だと10分の1となり、30歳で30分の1、40歳で40分の1、と どんどん割合が小さくなる、なるほどな~と妙に納得したものである。
慌ただしく過ごすだけでなく少しでも充実した毎日を送るためにも、毎年必ずやってくる“年中行事”のひとつひとつをきちんとやる気になったら、結構楽しいだろうな。別に“やらねばならないもの”ではなくやっても誰も褒めてくれないものだけど・・・
年の初めに心を新たにする日は、元旦はもちろん、2日の書初め、初夢、7日の七草、11日の鏡開き、15日の小正月、まだまだ節分も、この日から1年が改まり、本気で邪気を払い福を呼びこまなければならない日・・・
その日にやるべき行事をやりながら、その日の意味をいちいち心に刻みつけていたら、年の始めに心があらたまる密度は並大抵のものではなくなるだろう。年中行事をいちいち心に刻む。人生が何割かひきしまるはずである。
今年、最後の 『一粒百行』 また来年もよろしく。良いお年をお迎えくだされ!