秋のこの時期、毎週末のように大小様々な学会が各地で開催され、これらの案内が郵便やFAXで自宅に届けられる。
日進月歩で発展する医学界。昨日の常識が今日の非常識も数々ある。一般には普及しなくても、関係者にとっては“コロンブスの卵”以上の驚きも多くある。スポーツ障害に関わることばかりでなく、不定愁訴症候群など現代病と言われる病気も増えつつある。
どれもこれも興味ある内容で、参加したいのはやまやまだが、いかんせん週末開催が多く、バレーボールの練習・大会と重なるのが玉にキズ。吟味して参加できる学会を選ぶことにはしている。
昨日は近畿地区の大きな学会が地元和歌山市で開催され、参加した。特別講演には最新の腰痛における手術方法、午後からは会員による盛りだくさんの症例報告など、有意義な時間を過ごすことができた。
養成学校時代の同級生たちとの再会も楽しみのひとつである。ここでも学ぼうとする姿勢にあふれた人々が集うため、知のエネルギーが渦まき、ものすごい熱気を感じるのは小生だけではないはず。
世界スタンダードとして、資格免許の更新制度はもはや常識。医学界・教育界は終身免許のため、一度資格を取得すれば一生安泰ではあったが、最近はこのあたりもやっと国が重い腰を持ち上げ、更新制も検討されている。
今は学校での勉強を卒業した時点から、生涯学習の重要性が唱えられている。貪欲に学ぶ者と学ばない者との差は、今後広がることはあっても、小さくなりみんな同じ仲良く一緒の時代は過ぎ去ったように思う。
日々勉強、日々努力である。