昨日は、わくわく体操ミドル編の悪い例の写真を120点ほど撮影した。
前回報告したビギナー編は、5月に開催した第1回公認指導者講習会でワークショップとして一部紹介し、体の通信簿として評価の仕方をお互いに学びあった。よって受講された方々は、内容がどんなものかご存知の方も多いはず。
しかしミドル編はまだ未公開のものも多く、草野塾頭の最終編集の元、本となって登場しますのでしばらくのご辛抱を!もちろんDVDには収録済み。
ミドル編の体操を改めてひとつずつ見直すと、重力を意識せずにはおれないほど、重力を味方にしたり、或いは抵抗されたりといった具合の身体の動きが繰り広げられる。
「重力とは天体表面上にある物体が、天体自体から受ける力のこと。万有引力と天体の自転に伴う遠心力との合力である。」~ウィキペディアより~
普段意識をせず、立つ、座る、寝る・・・どんな姿勢であっても、重力の影響を受けている。時には一部に重力が強くかかり、抵抗することで筋肉に負担がかかり、長い時間を経て故障につながる。ジャンプからの着地など、重力があるため地上に、すなわちコートの上に戻ってこれるわけである。なければ宇宙のロケットの中のように、しばらく空中に浮いてしまうのは想像通り。
重力があるからこそ筋力も発達する。あらゆる姿勢を変えての体操により、自分自身のからだが負荷となり、筋肉に刺激が加わっていく。
腹筋から背筋へ、再び腹筋へ、これらの筋肉の切り換え動作は、実際のプレー中にもひとときの休む間もないほど瞬時に行われている。
動きの大きい手や足の位置関係はわかりやすいが、背中・腰そして骨盤を含む胴体の動きや筋肉の収縮具合を見極めることは非常に大切である。しかしこれらを重要と理解されている方が少ないのも現状である。
プレー中に立っているだけの重力の方向でなく、寝る(上向き・下向き・横向き)ことで重力の影響を受けるところを変化させることができる。そしてからだの変化に“気づく”ことも多くなるだろう。ぜひミドル編も試してみてほしい。