またまた食べ物の話題で・・・。
20代の一人暮らし、朝食欠食率はなんと49.4%。ほとんど2人に1人は朝食抜きの調査の結果となったらしい。
大塚製薬の研究所によると、一般社会人欠食習慣のない20人を対象に、朝食について実験調査をした。朝食として、洋風パン食(食パン・ゆで卵・ハム・サラダ・ヨーグルト)、市販の栄養調整食品、おにぎり(のり付きで具なし)、朝食抜き(水のみ)の4つのグループに分け、週に1回無作為に4週間調査し、午前中の仕事における集中度や舌下温度、採血をした結果、洋風パン食と栄養調整食品は高い数字で仕事の集中度が高く、おにぎりと無摂取はかなり低い数字で集中しにくい数字になっている。これらの結果からおにぎりだけの朝食だと、血糖値は上昇するが、集中度までは改善されそうにはなさそうである。やはり朝食には脂肪やタンパク質を含むバランスのとれたものを摂る必要があることが示唆されたようだ。
社会人の仕事中における集中度さえ低下するわけだから、小中高生はもちろん大学生の選手でさえ、朝から練習がある場合何を言わんやである。
高校生など通学の長い選手や、大学生のひとり住まいの選手は、朝食の確保は困難だろう。しかし何とか工夫し知恵を出して朝食、それもできる限り質の良いバランスのとれたものをとるよう心がけてほしい。
集中度の低下はコンディションを悪くし、ケガにつながる。早朝のケガと終了間際のケガが多いことも、別のデーターには示されている。小学生時代の朝食欠食習慣が、社会人になっても続くことで生活習慣病につながっていくのだから。