春の天候を表す昔からの格言。確かに桜が咲き始めた頃から“花冷え”や“もどり寒波”とやらで、何となく肌寒い日が多く感じる4月である。
データからも2月は雪の降る日も多いが、晴天は5日続く事も珍しくないらしい。3月は晴れの気候に移り変わるため、4日になる。4月は上空の気圧配置がめまぐるしく変わるため、先のような格言が生まれたのだろう。昔の人々の天候に関わる言葉・言い伝えは、あながち迷信でもなさそうである。それだけ日常生活、特に農業とは密接に関与することが多いためだろう。
全国的に本日は晴天だが、週末からは雨のようである。そして今日は『穀雨』。この季節の雨は農作物、特に穀物の成長にとっては恵みの雨。社会生活を営む上ではうっとうしい雨でも、大自然の循環は生物にはなくてはならない現象。
ゴールデンウィークをはさみ、学生スポーツにとっても大小さまざまな大会・合宿が、地域や学校で行われるだろう。たぶんバレーボールは屋内競技のため、あまり天候に左右されずスケジュールは消化できるので、その点ではありがたい。
ただ試合風景は指導者の雷や嵐も多くなるのではないだろうか。ここは指導者の頭脳に『穀雨』のような栄養となる雨を降らしていこう。少なくとも選手たちの心の中に酸性雨のような“悲しみの雨”は降らせたくない。自分自身にも肝に銘じたい。