『身長・体重・胸囲とか、走力・跳力・投力というような物質エネルギー的なものが価値の中心ではなく、“高度な情報能力を持つからだがよりよいからだである”というように、価値観の変革がなされなければならない。』
『高度な情報能力とは、自分の内と外からの情報に対する“高感度の受容能力・高度の処理選択能力・主体的創造的な反応行動能力”をいう。』
『からだの重さ、筋肉の緊張状態などから生まれる、ある部分Aとある部分Bとに、今存在するエネルギー状態の“差異”を感じとる。AとBとの間の今存在する“つながり”を感じとる。そんな条件のとき、動きは当然の結果として生まれてくる。』
『動きの感覚とは、からだの中身の差異を感じとり、その変化流動関係を感じとる感覚である。』
『運動能力が高いということは、その動きに必要な“状態の差異”を自分のからだの中に自由に創りだすことができることである。』
野口体操の創始者、野口三千三氏の言葉である。北米流の身体能力ではなく、日本独自の“運動能力”がそろそろ広まってきても良いのではないだろうか、といったことを提言している。
“自然体”なからだの動きについても、共感することが随所にあった。
明日は小学生バレーボール連盟の理事長と競技部長とご一緒に、和歌山県下8ブロックの指導者講習会に講師として参加します。小生の担当は、テーピングとウォーミングアップです。
多くの指導者にも知って頂きたい『からだの価値観』。きっとケガの予防にもつながり、効率よいからだの使い方。自然体流のエッセンスを、和歌山県下にも広めたい。
よって明日は小休止。