単一種目としては、世界中が熱狂するFIFAサッカーワールドカップ。オリンピックは世界中でも日本人が最もTV中継をよく見るとも言われるが、日本ではメジャーな野球・バレーボールも世界の裾野の広さはサッカーにはかなわない。
歴史を遡れば、その普及の過程は分かるはずだが、現在もドイツを始めとするヨーロッパ諸国は、クラブが中心となってキッズの隣でトップチームが練習し、自前のサッカースタジアムを持つビッグクラブが有りと、多様性そのもの。日本でもJリーグが発足した当時のチェアマンは、サッカーとは言わず、スポーツで地域コミュニティーをつくり活性化すると理念を発表。
マスコミもサムライブルーたちの勝敗に一喜一憂ばかりではなく、国内の地域でも各クラブの成り立ちや活動、またはヨーロッパを中心としたクラブの様子などサッカーと地域の日常のつながり、からだを動かしたい時に芝のグランドがあり、サッカーがあり、クラブハウスでビールやソフトドリンク等で交流の場となっている様子を紹介してみてはと、いつも思うこと。熱狂とは対極のスポーツ、しいてはサッカーが日常であり、特別ではないことを。