一昨年の和歌山県内、公立高校の女子生徒数が13,744名。昨年の女子運動部に所属している選手が1,375名。対象年の違いはあるが、概数としては近年の流れが汲みとれるはず。女子生徒数全体の約1割しか運動部には所属していない数字。他府県の私学スポーツ強化校なら数字は変わってくるだろうが。生まれ育った地域でスポーツを始め、地元の公立中学、公立高校と進学すればするほど、運動離れが顕著であることが読み取れる。女子バレーボールに限って言えば、県内高校への所属生徒数は427名、たったの3分。
そんな低数字の中、今年地元の進学校に入学し、我が母校女子バレー部に入部してくれたティンカーベルズ出身者が6人。中学はそれぞれの地元の中学校へ進学。ウェンディで活躍した選手もおれば、中高一貫のためバレーボール部はなく他の部活で活躍、再び6人が高校でバレー部に入部し、再会。数字的にはかなり低い確率。小中学生時代は確かに勝った経験はさせてあげられなかったが、生涯スポーツの入り口として、バレーボール“大好き”の財産は伝えられたか。