2年後の東京2020に向けて、S財団が青少年を対象に意識調査をしたところ、オリンピックで直接観戦したい競技の1位は何と“バレーボール”。3000人に対して開会式や閉会式をも含めた複数回答のようだが、35.5%の獲得割合。ちなみに2位は開会式の34.4%、3位と4位はサッカー・野球とほぼ34%の同率とのこと。
1位に輝いたことは競技団体にとっては喜ばしいことなのだろうが、過剰な期待に変わっていくのがオリンピック。「見たい」イコール「メダル獲得」ではないにしても、アンケート調査を踏まえてバレーボール界があぐらをかくことはないと期待したいが、ライブ中継を見てその後のソフト面のレガシーに結びついてほしいところ。
会場となる有明アリーナも、屋内競技としては異例の10000人収容できる巨大な体育館。都心からのアクセスもまずまずと、何かにつけてアンケートへの有効判断にも。
ハード面の良さはバツグンだが、あとは2年後に向けての有望選手や、人間力を兼ね備え、インタビューにもしっかり受け答えでき、かつ愛嬌があり、日本中から愛される選手の誕生が待ち望まれるところ。