スピードスケート500m、小平奈緒選手がオリンピックレコードで金メダル。高校生の頃からの注目選手ではあったが、高3時にスランプに陥ったそうな。その頃の自身が書いた作文に、「顔晴」の言葉があったとか。いくら苦しい時でも、顔が晴れている...笑顔であることが、カベを乗り越えていく重要な役割と感じたとのこと。
先の日曜日、交流会に参加したティンカーベルズの選手達。4部リーグ、すなわち決して強くないクラスだが、コートの中ではファインプレーでもミスプレーでもいつも笑顔。ベンチからも歯が見えると、他のチームの選手の保護者からの感想が聞こえてきたと。たぶん入部時は普通の親なら“顔晴”のまぶしい表情を期待してのバレーボールだったはず。
かつて県内でも強豪だったチームだが、少子化による選手数の激減と低学年化。それでも指導方法は変わらず、ベンチからの強烈な指示とコートの中の選手達の“こわばった表情”。
勝っては欲しいが、選手と保護者の心の内は“顔晴”。コートの中で精一杯プレーし、成長を嬉しく思った選手と保護者。勝った負けたより試合後の“顔晴った笑顔”が夕食時を、より美味しくしてくれるに違いなし。