真央ちゃんの引退報道が日本中を駆け巡った。
大手新聞の一面コラムにも引退についての話題が。特に有名選手、世界のホームラン王・王貞治氏を引き合いに出して、選手生活晩年のモチベーションについても触れている。
そんな中、興味を引かれたのが、作家・曽野綾子女史のコラム。女史のコラムから引用させて頂くと、
どんな才能のある人でも、引退はある。誰もが人間そのものを止める時さえ来る。それは私たちは死とか寿命とかいうのだが、新約聖書の原語であるギリシャ語では「ヘリキア」という言葉が当てられている。
そして次に続く、
「ヘリキア」を調べてみると、3つの意味というか訳がある。人間の生から死まで含む、いわゆる「寿命」、ある仕事に「適した年齢」、それから私たちが俗にいう「背丈」である。
「職業に適した年齢」というものの意識が寿命と同じほどの重さで存在するとは、私をはじめとして多くの人たちは習わなかったように思う。
まだまだ若い真央ちゃんに、女史独特の言い回しのエールが贈られた。