球音響きわたる日本列島。関東より以西は梅雨が明け気温も急上昇。それに伴い試合中の体調不良、すなわち熱中症と思われる症状で出場ができなくなり、全国で3試合が没収試合と報じられている。試合続行不能のチームはいずれも部員が9人ぎりぎり。守備の時は全員が各ポジションで、そして攻撃の際もランナーコーチ2人に、バッターそしてネクストバッターと最低4人はベンチ外へ。試合のスピード化もあり攻守交代は速やかにと審判に促されれば、水分補給の時間もままならず。その上、最後の試合になるかもしれない為の事前練習量や、緊張感も含めれば単に水分補給だけではなく、ミネラル・ビタミンのバランスの崩れも大いに影響ありと。
野球に限らず屋内競技のバレーボールも試合中に「脚がつる!」は時折見かける。脚がつり始めれば残念だが、その日は最早何を行っても回復せず手遅れ。せめて三日前、できれば一週間前には慢性的水分不足の選手には体内への水分貯金を行うぐらいに。そして野菜やフルーツ、時にはサプリメントを上手く利用してミネラル・ビタミンの確保も。
試合中のアクシデントによる没収試合は試合開始からの記録が全て無効に。試合終了が“当たり前ではないことを、指導者も念頭に入れておく必要性が。