試合中に選手同士やベンチから飛ぶ指示のひとつに「集中!!集中!!」この「集中」、一点を凝視したり一つの事に没頭するのではなく、注意をうまく配分して意識を分散させること。
トップアスリートにもなると自分だけに集中するのではなく、試合全体を俯瞰しているとも。このスポーツ時の「集中」は大脳はもちろん小脳の比重も高い為、割合に長時間にわたり「集中」できる。世界ツアーのテニスの大会ともなるとシングル戦で4時間を超す熱戦にもなることも。4時間以上にもわたり「集中」出来るのは先の理由の為。
夏休みが入る前に部活もひと区切り。受験勉強モードに入る学生も多いはず。こちらもスポーツと同じく「集中!集中!」といきたいところだが、こちらは大脳の中でも前頭前野部が活性化している為、長時間の集中にはちょっと向かないらしい。「疲れたな~」と感じ始めたら、飲み物をひと口飲んだり、違う教科に変更したりの工夫が必要に。
同じ「集中」だが、脳の活躍している箇所が違うことを、知っておけば夏休みも有意義に過ごせるかも。