あまり筋肉に詳しくない方でも、漢字を見てかなりイメージできるのではなかろうかと思われる広背筋。
人体最大の筋肉であり、上半身と下半身を直接結ぶ筋肉。ただし、身体の後ろ側にあって目に見えないため、うまく鍛えるのが難しいところでもある。その上、筋肉を動かすための神経も粗く通じているため、動き自体がダイナミック。よって指導者も神経支配が組織で動きやすい手足に向きがち。まさに小手先になってしまう。
この広背筋をたった3種の動き、すなわちトレーニングで、身体の運動連鎖がスムーズになっていく。広背筋が活性化すると、腰痛はもちろん肩こりにも効果バツグン。なぜなら、広背筋の拮抗筋の一部が僧帽筋だから。肩こりで押したりもんだりしているのが、この僧帽筋。そして何より、除痛目的だけでなく動ける身体に変わっていく。
全てのスポーツに共通するダイナミックな広背筋の動き。たんすの枠組みの謎がまたひとつわかったような感。応用無限大の広背筋。