来年度の国家予算となる概算要求が各省庁から提出されたと報道から。73兆円超のお金だが、庶民にとってはあまりにゼロの数字が並ぶのでピンとこないのが本音。他に兆の単位を使う数字は、人間ひとりの細胞の数。約60兆個~70兆個と言われるが、ちょうど国家予算と同じくらい(笑)。もちろん、過去最大の金額になるとのこと。
山盛りのお金の単位だが、減額される分野も。過日、大阪市長が物議をかもした伝統芸能に対する公金を使っての助成。なかなか文化に対する評価は難しいところで、公金を注入する優先順位は下がる一方。それならばと「アーツサポート関西」なる団体が、個人や法人から寄付金を募り、支援先に助成する仕組みを考案し運用している。そうした活動を通じて、人形浄瑠璃なども支援され始めたと、これまた小さく新聞報道。
スポーツ分野も、東京オリンピック・パラリンピックについては予算もすごい伸びだが、草の根の地域スポーツは先細り感は否めない。創意工夫を凝らしての資金づくりに頭を痛めるところは常。
バレー塾なども会場経費から通信費等々、主催してみて分かることもたくさん。皆さんの参加費があってこその草の根活動。
桁数の全く違うお金の話だが、常につきまとうことも多くの人々は理解している。だが当事者意識は案外少ないのかも。