正月明けのこの大会。今年は北陸対決となり、逆転劇も重なりサッカー界では大変な盛り上がり。新聞やネットの総評を眺めていると、北陸の雪のハンディキャップを克服し、与えられた環境でコツコツ努力された模様。両校とも試合での集中力が高く評価されているようだが、雪国で試合ができない気象条件が長い期間ゆえ、試合が楽しくなり、集中力も高まっていることが無縁ではないとのこと。
優勝した富山一高は選手寮を設けず、自宅から通える生徒しか受け入れないこだわりもあるそうで、他のスポーツ種目にも育成の在り方の見直しになるかも。
以前に優勝した近畿の高校は「セクシーサッカー」で一躍脚光を浴び、練習の取り組みやサッカーのスタイルを追随した高校も多かったと聞く。頂点に立った強い学校の取り組みを見て、指導者の方針が一気にぶれるようではいかがなものか。
優勝した富山一高の部長は、監督時代も含めて40年近く指導し、雪国のハンディをものともせず、全国から選手を集めることなく、その結果の美酒。