高齢者になると、駅の階段を辛そうに手すりを持ってゆっくり昇り降りされている方を見かける。多くの場合、O脚の方が多い。股関節の内転筋が弱くなり、大腿外側の筋群に膝関節が引っ張られることが原因とも。
発育盛りの女子小中学生に多いのがX脚。先の全国大会でも、太ももから膝周辺にグルグル巻きのテーピング姿で出場している選手の立ち姿勢や、ジャンプ時の着地、そしてレシーブの際の両脚の開き方など、全てX脚の弊害と見られる内股。指導者もそれなりにテーピングの貼り方を勉強し、少しでも良いコンディションで出場させようと工夫されていると思われるが、いくらテーピングで保護し、対症療法に明け暮れても、根本の原因となる下肢のアライメントや着地の姿勢が改善されなければ、いたちごっこになりかねない。
会場内に設置されているスポンサーのテープやサポーター、ネックレスで痛みが簡単に止まるほど、そうそう原因は単純ではないはず。
身長はすでに中学生以上。パフォーマンスも小学生最上位だろうが、その身体のしくみとつくりはすでに綻び始めている?