覚悟はしていたが、今週の寒さは格別。火曜日の朝は見る見るうちに家の周囲が雪景色。お陰で午後からの公民館での体操教室も、車での移動がかなわず中止に。
あまりの寒さについつい一枚多く着込んだり、使い捨てカイロのお世話になりがちだが、食事よってからだの芯から温めたい。その威力絶大な食材が、土の中で成長する根菜類。ゴボウ、にんじん、大根、そしてサツマイモ・小芋などのイモ類などなど。東洋医学的な陰陽から区別すると、根菜類は「陽」になり、体内に「陽」のエネルギーを満たせば、寒さにも強くなる考え方。栄養学的にもイモ類の糖分はゆっくり血糖値を上げたり、大根は胃のぜん動運動を促し、にんじんはビタミンB群やベータカロチンを多く含み、ゴボウは食物繊維が豊富で“腸のそうじ屋”の異名を持つ。
からだにやさしい食材は、当然スポーツ選手や受験生にとっても良いわけで、寒いシーズンを乗り切るためにも好都合。お鍋の食材やみそ汁の具材にうまく利用し、たくさん取り入れたい。
ちなみに根菜類は、温かい料理でなくとも、冷たい調理の仕方でも「陽」の食材のため、からだを温めることにつながる。