塾頭曰く、「おい6年生。柔軟できてるか?」
5時過ぎに体育館に到着する塾頭。すでに選手達は2011バージョンのウォーミングアップにとりかかっているが、おもむろにイスに座りながらも、きちんとその様子をチェックされている。手を抜いている選手にチクリ。
塾頭曰く、「片脚だけやったら痛くならんか?」
スパダン+D2ダンス。いつも同側の脚を上げ下げしている選手が多いためのひとこと。わずかな動きも見逃さない塾頭。
塾頭曰く、「レシーブがいい加減です!」
2人1組の新ドリル。スパダンと同時にレシーブドリルが合体。このレシーブドリルはテンポが必要、メリハリ必要な結構きついドリル。ここにもあちらこちらで手抜き選手に“一喝”!
塾頭曰く、「肘の90度で上腕の外旋と内旋。肘の屈曲と回内、回外が連動する位置。肘が90度より小さくなると連動しない。」
少し補足説明になるが、“肘の90度”は上腕と側胸の角度、すなわち肩関節外転、腋下のこと。この角度90度を最初から最後まで確保することが、スパイクのスウィングにとって大事なポイント。
塾頭曰く、「手首が折れるのが見えない。」「手首は後ろから速く!」「手首の背屈が見えないように。」
どうしてもボールに触れる瞬間に手首の動きが目立ってしまう小学生。されどこの動きこそ、指導者さえも見過ごし、見逃しやすい。