魔法の杖ではないのだが・・・。高校総体予選が花盛り。競技スポーツとしては最後になる高校生も多いはずだが、大会前にケガをしたり慢性病が悪化してきたりと、非常事態の選手もこの時期少なくない。病医院で診察を受ければ、杓子定規でドクターストップは当然なわけで、駆け込み寺のように悩みを抱えた選手達が訪れてくれる。
3年間の頑張りが水の泡とならないよう、できる限り意に沿うよう、基本は最後の大会に出場する方向へ。時には痛みのひどい時は何種類ものテーピングの力をも借りる。
テーピングによる“お陰”と“限界”を、選手と保護者、時には指導者にも相互理解の上、最後の試合を迎えることに。計画通り、テーピングの力で何とか乗り切ってくれれば幸いだが、悪化してくることもあるわけで・・・。その後のアフターフォローに随分時間がかかったこともやはりある。
最近は小学生でも何とかテーピングで乗り切ろうとする、選手ではなく保護者や指導者が多くなっているのが気がかり。将来、未来の可能性が大きい小学生が、まさか一世一代の晴れ舞台でもない試合に、テーピングまでして出場する意味は・・・???
まずはしっかり回復させて、テーピングのお世話にならないことが先決と思うが。