塾頭の著書「指導者の人間学」を読みかえしている。
第3章 指導のポイントの項目「実力と力量」が目に留まる。説明文を記すると、
『実力とは・・・一番できが悪い時の力のこと。力量とは・・・一番調子がいいときの力のこと。単なる力量を実力と勘違いしないことだ。』と説かれている。
さらにこんなに細かく、
『試合に敗れて「実力を出せば勝てたのに・・・」という監督がいるがそれは間違いだ。負けたのが実力なのだ。練習ではコートに突き刺さるような強烈なスパイクを打ち込むが試合になったらサッパリ打てなくなる選手がいる。強烈なスパイクを打つのが彼の実力ではなく、その場合は、「練習では強烈なスパイクを打てる力量がある」が、「試合になったら打てなくなるのが彼の現段階の実力」というのが正解。だから練習では実力を上げるための練習をやることである。』と続く。
我がチーム、まだ力量の段階。されど、のびしろに大いに期待。