「ひとりでボールを持って10種類以上のアップを行って!」5時少し前、練習開始直後にひとこと話された。しばらく経って「カベレシーブ50本」5時27分休憩。ここまでに発せられた言葉がこれだけ。全くもって究極の指示、指導。余分な言葉が全て研ぎそがれた感。その間じぃ~っと選手達に視線を送られている。小学生なりに色々ドリルを考えてはいるようだが、やはりレパートリーは少ない。それでもアドバイスは一切なし。あーしろ、こーしろなどは全くもって論外。
この後の新メニューも最小限の説明。少し上手くできる選手を見つけては見本とし、良いところをほめたたえ、皆に反復練習を行わせる。その間も見続ける。どうしてもギクシャクしている選手にだけワンポイントアドバイス。それだけで見違えるほどの変化。
何も喋らなくても約30名の選手を見守り、見つめ、見極める。その次元は最早22世紀。
塾頭自らボールを出して、Aクイックのタイミングづくり。
セッターのバックへの平行トス。アタッカーはしっかり左脚でタイミングを計る。されどネットは使わず。