今夏8月下旬に「スポーツ立国戦略」が発表されたことはすでに記した。つい先日この草案に関わった文科省の職員の方の講演を聞く機会を得、参加してみたが、約50名程度の参加のうち半分程度はその文言すら知らないと。
講演に話を戻せば、やはり向こう10年間はこの「スポーツ立国戦略」に基づき、スポーツ施策が実行されるらしい。そしてその先に「スポーツ基本法」や「スポーツ庁」あるいは「スポーツ省」へとつなげる第一歩だとか。講演日の前日には「スポーツ立国戦略」に基づく来年度予算が財務省から内示をも受けたと裏話まで話されていた。
世界を目指すトップアスリートから草の根の小学生スポーツ、そして横への広がりの生涯スポーツご、縦系、横系へとグランドデザインが示され、予算がついて回りそうだ。草の根スポーツの核となるのが、やはり「総合型地域スポーツクラブ」。トップアスリートのセカンドキャリアの受け皿としても準備が進んでいるようで、目が離せない。
大きな風の流れや潮流は、やはりアバウトながら把握するように努めておきたい。小さなコップの中であ~だこ~だ言い張っていても、大波に飲み込まれてしまっては何もならない。
来年からはより一層に競技種目別の問題にとどまらず、横断的な世代に関すること、もちろん地域を巻き込んだり、行政と協力したり、縦横無尽に考えねば。