突然だが、算数の問題を。「ガラス戸が8枚ある。一枚のガラス戸につき4枚のガラスが入っている。ガラスは全部で何枚あるか?式を立てて、答えを求めなさい」 当然大人も、子どもも32はすぐにわかる。しかし式は、「8×4」では、間違い。掛け算とは、(1当たり量)×(いくつ分)=(全体の量)よって式は「4×8」が正解。
32を求めるだけのバレーボールが、今風? 少々トスの乱れたボールでも「打て!」の掛け声で無理な体勢でボールに強く手のひらをヒットさせ、うまい具合に、相手コートに落とせれば全てよし。肩、腰への負担など、考えられないし、その場の1点だけの世界。
コンパスジャンプは、ボールに、手のひらが当たるよりもっと以前のステップのこと。便宜上8方向のステップを行うが、360度全方向に応用が効く。しかしながら上方に飛び出す最後のステップは「右、左」と基礎基本を踏む。適当なでたらめジャンプではないのだ。九九を知っているから掛け算の答えだけを求めるだけとは、訳が違う。プロセスがしっかりしている。だから3年後、5年後に繋がっていく。そして一度覚えればあらゆるスポーツにシフトチェンジも可能なのだ。子ども達がママさん、パパさんになっても、解だけ求めるようなバレーではなく式も教え、できるプレーヤーでいられる。