自然体研究会ML会員でもあられる、千葉県Tさんの長崎報告レポートがすごい。たぶんTさんはこの1~2年間での自然体バレー塾の参加回数は群を抜き、そして密度も高い。1月の自然体公認講師養成講習会ももちろん参加され、その帰路には塾頭宅に延泊されたほどの方。
自然体のテキストブックやDVDにて予習し、実際の講義・実技練習をライブで見れば見るほど、解決できる問題ともっと深く知りたいことも湧き上がってくる。実際に選手達に声をかけるタイミングや口調、話し言葉の長短などは、一度のライブだけでも分からない。塾頭と密着し、懇親会の中で、車中で、時には裸の付き合い湯船の中で(男性ならではの特権で申しわけない・笑)かわす何気ない会話の中にヒントがあり、問題解決の糸口を与えても下さる。そしてバックボーンには、決してブレることのない人間学が一本通っている。
もちろん指導技術のための媒体やITを使っての情報交換は当然盛んではあるが、そこでの技術・指導・人間学の情報の隙間を埋めてくれたり、結び目をほどいてくれるのが“口伝”による古典的な手法。誰かに教えて、誰かに教えないような“秘伝”はないだろうが、聞き方によっては秘伝になってしまいかねない。まだ活字になっていない言葉やモノ・動きの見方を“口伝”として教示下さる。“口伝”の宝物を増やすためにも、さりげない会話の受信力と質問力の磨きをかけていきたい。