自然体研究会のメンバーが、4月に次々と長崎の向陽高校にむかう。そこには自然体バレーの高校生の姿があるから。
指導者や保護者が小学生から自然体バレーに慣れ親しむが、どうもその先の成長の姿が描き切れない。想像力の欠如や頭の固さが付きまとうのか、それを完全に打ち破ってくれる高校生を目の当たりにすれば、疑問も不安もきっと解消してくれるに違いない。普通の中学生が高校に進み、自然体バレーによって磨かれ、長崎県のベスト4以上の安定した成績を見れば、準備期を経た選手達が勝負に臨める“その時”が来たと実感できる。
お膳立てされ近くで開催される自然体バレー塾が入門編なら、自ら行動を起こす長崎遠征は、前向きな指導者達の“思い”が詰まっていることに違いない。仕事の段取りをつけ、費用を捻出し、家族の理解を得るエネルギーは相当なもの。家族へのお土産は長崎ちゃんぽんで事足りるが、自分の財産、その量や質は計り知れない。
1週前の3月下旬は、ティンカーベルズの選手と保護者総勢35名を超す団体で岐阜遠征が決定。同じ釜の飯を喰い、寝床を一緒にして、体験を有する。もちろんトラブルもあり疲れもあって、帰宅もすれば洗濯物の山となる(笑)両方があるからこそ、たくさんのことを学ぶことができる。
まずは一歩踏み出して、行動に移す。幾つになっても神輿には乗らず、できれば担ぎたいものである。