連日バンクーバーからの報道に一喜一憂しているが、国内のスポーツ、特にプロ野球もキャンプ真っ盛り。関西のスポーツ新聞を賑わしているのが、阪神の城島捕手。火曜日にはホームベース後方のキャッチャーのポジションの位置から、両膝をついてセカンドベースまで送球している様子をご丁寧に分解写真入りで報じてくれている。
当然、身体の使い方に目がいくが、上半身を捻じり上腕の内旋→外旋→内旋の伸張反射の使い方、それは見事。フローターサーブの小冊子と共通項目がたくさんある。何分プロ中のプロの筋力、パワーのため、両膝をついての座り投げでも、楽々セカンドベースに矢の様な送球ができるわけだが、この座り投げのまねを小中学生に行わせる大人が現れることを危惧してしまう。城島クラスだからこそできるレベルの技術なわけで、からだの成長途中の小中学生には、当然肩肘への負担がつきまとい、春からの大会出場はアウトにもなりかねない。
野球のスローイングも、テニスのサーブも、そしてバレーボールのフローターサーブも、左足を大きく踏み込み(右利きの場合)並進移動を行いながら、スパイラルなエネルギーを生み出していくことが基本でもあり共通項目。
正しいプロセス、メカニックがあってこそのパフォーマンス。思いつきで痛い目に合うのは選手でもある。