毎週末どこかで開催されているバレー塾。パソコンから「開催要項」をクリックすると、ちらほら見かけるようになった“総合型地域スポーツクラブ”の文字。
昨日は近畿ブロックの総合型地域スポーツクラブのクラブミーティングに参加した。ティンカーベルズは総合型地域スポーツクラブのひとつのチームである。
国のスポーツ施策のひとつとして、生涯スポーツの基盤はこのクラブが背負うようになっていく。少子化や高齢化が進む中、皆が元気に過ごすために様々な仕掛け作りがこのクラブを中心に「スポーツ」や「運動」をキーワードに行われる。何かにつけて規制が多く、足かせ手かせが目立つ地域行政の中で、“総合型地域スポーツクラブ”は追い風が吹いている。
単一チームで自然体バレーを導入し、改革にチャレンジしている同志も多いはず。少し視野を広げて、多くの競技種目や小中学校を中心とした自然体の一貫性や、その延長のソフトバレーなど、多世代にわたるクラブはきっと地域のスポーツ文化の宝になるに違いない。
ドイツを手本に見る地域の人々による組織運営のクラブは、日本になじめるかどうか様々な問題を抱えている。しかし小学生から強化を目指す単一チームや、新陳代謝の停滞してしまったママさん・パパさんチームに至るまで、生涯スポーツの新しい在り方の模索は、違った意味で楽しめることはできる。
自然体バレーで学ぶ人間学は、スポーツに関わるすべての人々の人間学だと思う。自然体バレーの普及、選手の育成と同時に、“総合型地域スポーツクラブ”に出会い交わった時には、ぜひ関わり広めて頂くことを願う。確かに費やすエネルギー量は増大するだろうが、周囲の人々の喜ぶ笑顔は、きっと自分自身を高めて喜びになることだろう!