上の絵図を見て「ハッハ~ン」とわかった方は、かなりからだのしくみやつくりに明るい方。
どちらも顔の向きや腕の曲げ伸ばしが共通しており、脳内に障害が起こった時に顕著に現る、姿勢反射である。ただしここでは決して病的な絵図ではなく、力強さやたくましさを協調している。
健康な肉体を通じても、姿勢反射をうまく利用すれば、仕事がはかどり動きも美しい。もちろんスポーツのパフォーマンスに利用しない手はないのだ。
それにしてもいつ頃の年代の作品かを調べてもいないのだが、大昔に解剖学や生理学に詳しくなかったであろう作者達が、その観察眼で描いた作品が後世に理由付けられ評価されていくことに、先人達のすごさを感じる。
週末は吉野でのコンディショニングセミナー。世界遺産に触れ、身体調整を学ぶ機会。なにやら歴史を感じながら、日本人のルーツやDNAを回顧できそうな予感。