さすがは我らが塾頭。こんなテキスト今までに見たことがない。「フローターサーブ」について50ページにわたる“解説書”いや“解決書”だ。
サブタイトルにも「ここまで詳しく教えてもらえなかった」と表示されている。たぶん「フローターサーブ」についてこれだけ詳しく説明できる日の丸選手もいないのでは。
解剖学や生理学を利用し、正しい身体の使い方の上に成り立つ自然体流フローターサーブと、単に経験と強豪チームのモノマネを繰り返し、そのあげくの果てに故障につながっていく“悪い例”“問題点”を掘り起こしてくれている。打たれたサーブの強さに一喜一憂するのではなく、正しい身体の使い方を用いれば結果はおのずとついて、そして勝利の女神もほほえんでくれる。
単なる技術のみならず塾頭が先頭に立ちぐいぐい引っ張ってくれる、自然体仲間の未来ある子ども達を故障から救う、守るそんな魂からの熱いメッセージが充分に伝わってくる本物の一冊。
近々お目にかかれるはず。指導者はもちろん、選手やその保護者の方にもぜひ目を通してほしい秀逸の作品。週末のローカル大会1セット5点ずつは上積みできる!?(笑)