体力テストに、体位前屈テスト すなわち指先が床にどれだけ近ずくかの柔軟性のテストはご存じだろう。しかしこのテストは、あくまで直線的な動きのテスト。肩関節、股関節の“回旋テスト”など全く聞くことはない。
実際のパフォーマンスにはこの回旋運動が、大切。右横方向へのレシーブ。右肩は、やや内旋、前腕回内 左腕は、D1ライン上に方は外旋、前腕が回外となる。それぞれの回旋運動の動きが緩くなるとボールは後方へ飛んでいく。レシーブ力の高い選手は、肩の内旋、前腕の回外と言った常識外れの動きを行っている。あのイチローが投手にむかってバットを向ける腕の動きがそれである。
この回旋運動もやはり小さい頃から身につけたい。「もっと面をしっかり作って!」のアドバイスもよく聞かれるが、ここは少しの解剖学を示したいものだ。
これから練習、今はまだ安定していないが、4、5年先には幾度となくチームを救ってくれろ様なレシーブが必ずできてくる。楽しみである。