ズバリ果物の名前。南米はアンデスの高地が原産であり、世界三大美果のひとつ。見た目はハート型の果実にウロコ状の模様があり、とても「かわいい!」とは言えないが、中身はアイスクリームの木と呼ばれるほど、白っぽく黒い種が数個まざり、クリーミーな味わいらしい。栄養価も高く、葉酸・カリウム・ビタミンCが多く含まれ、果実には数少ないたんぱく質も多く、今後人気が出そうなのだ。
小生も実際のところまだ食したことがなく、テレビの映像とインターネットで調べてみたのだが、なぜ取り上げたかと言うと、チェリモヤの国内改良品種と生産の多くが和歌山県紀の川市、すなわち車で30分程度の隣町なのだ。
和歌山の果実といえば、温州みかんが一番有名だが、他の品種も合わせた総果実生産量は国内で一番、すなわちフルーツ王国でもある。そこに新果実のチェリモヤが加わった。まだまだ流通量は少なく、稀少果実ではあるが、その味わいや栄養価を考えてみれば、当然スポーツの後の一品やスポーツ選手の食後のデザートにもうってつけである。
まだまだ高嶺の花ではあるが、近い将来、差し入れに「チェリモヤ持ってきました!」と言えればよいのだが。楽しみなフルーツである。