昨日の午後は、今夏の高校野球甲子園大会のダイジェスト版が放映されていたので、眺めていた。
何と言っても、時速150kmを超す投手が数人いるのに驚く。電子j掲示板に数字が現れるたびに、甲子園がどよめいている。そんな150kmを超す剛速球を打ち返すバッターもまた凄い。それも8番、9番の下位の打順がである。そしてピンチになった後、剛速球で後続を断つのではなく、牽制球やバント処理のフィールディングでピンチを救うのが、また頼もしい。
指導者は観衆は時速150kmを超す剛速球に酔い賞賛するが、ほかにも投手として必要な技術を身につけているからこそ、甲子園のマウンドに立っているのだろう。
バレーでも“サーブが速い”“トスが高く上がる”と、目につくパフォーマンスは評価しやすく、大人自身が最も計りやすい計測器をあてがう。たかが小中学生、もっと違う計測器を持つのも大人の役目だろう。そして違う可能性をも探り出し、引き出してあげる。
時速150km超は確かに大きな魅力。されど絶対の武器ではないことが、今年の甲子園の結果。それぞれの選手の今後が楽しみでもある。