夏休み期間中、週に1度行ったもうひとつのバレー教室。未経験の小学1~5年生の子ども達だったが、バレーボールとは言わずまでも、少しはからだを動かす楽しさは伝わったか。
それにしても自然体の定番メニューであるバランスモーションやボールコーディネーションの新しい種目、少し難度の高い種目になると示し合わせたかのように子ども達から「ムリ~ィ」と合唱される。単なる口グセなのかTVの影響なのかはわからないが、とにかくすぐ口につく。
小さい頃から遊びや経験などの中で確実に出来ることだけを行い、冒険や挑戦をあえてさせていないことと何かつながっているような気がしないでもない。
ついつい周囲の大人も失敗を大目にみる心の余裕をなくし、何かにつけて安全な方法、選択を与えていないだろうか。本当に失敗でもしようものなら「やっぱり無理やね」と、ネガティブの発言があれば、そんな気になってしまうのが軟らかい脳でもある。
バレー塾では「やればできる!」「いつのまにかできている」「あたしでもできるんだ~」そんな風に思わせることが大切と説かれる。
冒険や挑戦をすれば、筋肉痛を起こし、膝はスリむく。けれど自然治癒力がある。もし心のキズが出来ても“心の超回復”も起こりうる。
少なくとも“何もしないのにあきらめるクセ”だけは育ってほしくないなぁと感じた。