日本ではまだ馴染みの少ないチアリーディングの小学生の教室を始めた。アクロバット的な動きを要する“競技チア”である。いきなり驚かされたのは、「笑顔」が技術の一番めに大切なこと。どこかの「笑いながらするな!」とは大きな違いである。
動きのメリハリ、スピード感、カッコよさ、コスチューム、そして笑顔とくれば、小学生の女の子なら一度やってみたいと思うはず。指導者も常に白い歯を見せながら、笑顔で、テンポの良い語り賭けや、練習プログラムも、アメリカ的システマチックの無駄のなさといい、あっと言う間に時間が過ぎた。小学生女の子のスポーツの王座として君臨してきたバレーボールであるが、間近で練習風景を見せられると、いつまでも胡坐をかいていられる場合でないことだけは間違いない。