母校の高校野球部が初戦でコールド負けを喫した。とは言っても、先発投手が3回までパーフェクトピッチングで完璧に抑えていたが、4回に1失点し、7回に突如制球を乱し6失点してしまった。母校を指導する監督が、小生の中高時代のひとつ上の先輩。そして顧問の部長が同じく中高のひとつ下の後輩と、いやがうえでも気になってしまう。
敗戦後の監督談話に「継投も考えたがエースを信じていた」またスクイズを警戒させた結果四球になってしまったことで、「余計な負担をかけてしまった。こうなったのは監督の責任」と敗戦理由をすべて背負う談話を残している。
学生時代からそのプレーはもちろん、日頃の行動から憧れであった先輩。指導者となった今、口にしない辛さもたくさんあるだろうが、決しておくびにも出さず、潔い談話に学生時代の夏の想い出が蘇った。
長男と同い年の後輩達が、そのひとことで「3年間頑張ったかいがあった」と、きっと救われる思いだったことだろう。