強化練習中、ちょっとした隠し味が四股トレーニング。
ボールを使ったドリルから複合的な練習の合間に、何度かボールを置いて塾頭自らも出るとなって四股を踏む。力士が足腰強化のために繰り返す基本練習と同じ。片脚の股関節に全体重を乗せ、逆の脚をできるだけ高く上げ、力強く下げ降ろす。と同時に股関節を深く曲げ、おしりが床に着くほど下げきる。
この時女子選手に多いのが、膝の向き。左右のつま先が外側を向き、両膝頭も同じように外側を向き、膝の内側が正面を向くぐらいがよろしいのだが、どうも膝が内側に曲がってしまう選手が目立つ。
バナナレシーブはもちろん床面スレスレのボールに対するレシーブ姿勢も、この四股の姿勢と大いに関係あり。筋力アップにも最適。いいことづくめの四股ではあるが、地道な基礎練習こそ、間違ったやり方では効果も半減。技術に直結する動きづくり基礎トレーニングだからこそ、大事にしたいところ。
調理の時、何となくぼやけた味付けにも、わずかな隠し味で見違えるほどに。強化練習中の反復練習の疲れたからだと頭のリフレッシュに、変化を入れて下さった。そして膝のチェックポイントはあくまでアドバイスで。過激なポイントアウトでは、結構きついトレーニングなのでやる気もうせる?!