イチローの調子が今ひとつのようだ。
過去にも幾度となく調子の悪い時を乗り越え、多くの記録と記憶に残るパフォーマンスを見せてくれた彼のことだから、全く心配はしていない。ただイチローと言えども、バッティングに関してテクニカルなチェックポイントはきちんと押さえ、たっぷり打ち込みの量も増やし、調子を取り戻すプロセスを今は一歩ずつ歩んでいるのだろうが、一晩で元に戻らないところが人間の身体メカニズムの不思議なところと感じている。あらゆるスポーツに共通するところでなかろうか。
機械であれば、磨耗してしまった部品を取り替えれば、たちまち元通りもあるだろうが、生身のからだはそうは問屋がおろさない。あれだけ高等なバッティング技術を要するイチローさえも、調子を上向きにさせる過程は、練習の質と量や様々な要素を織り交ぜて練習を重ねればならないところに、どこか親近感を覚える。ここをチェックし、これだけ練習を行えば一度に解決する秘策などないのだ。
またイチローでさえ調子の波が訪れるのだから、未熟な学生選手なら当然かと思えば、幾分気分も楽と思えるか。(調子が悪いのは、単なる練習が足らないとも言えるかも・笑)
WBCも始まったばかり。アメリカに渡る頃には調子も戻ってくるものと確信しているが、そのプロセスを紹介してくれる媒体があれば嬉しいのだが・・・。
それにしても居間でTV観戦の最中、長男が携帯で瞬間視聴率を調べていた。8時台は常時50%を超えていたようで、イチローの打席時には60%以上も。やはり国民的注目なイベント。うらやましい限り。