今回の合宿。見方を変えれば、ケガとの遭遇でもあった。
実は我が家の他人性双生児の凹娘が、10日ほど前に足首を捻挫し、一時は松葉杖生活。バレー塾も万全の体調ではなく、そろり復帰の第一歩。バレー塾会場で塾頭とお会いすれば、前日に指をケガされたとか。大阪を発つ前に病院で手当を受けられ、指には絆創膏が巻かれていた。
そしてまだまだ続く。ティンカーベルズの男の子選手。バレー塾の休憩タイムに元気あまって他のチームの選手と衝突、ケガを負わせてしまった。極めつけは他チームの小学校低学年の女の子。転倒し、右肘を負傷。その動かし方からイヤな予感。袖をめくると、肘の関節が変形しており、アイシングと三角巾でファーストエイドを施し、救急病院へ直行。後の連絡でやはり脱臼の知らせが。
皮膚が剥がれ、骨が壊れ、血管が破れ、筋肉が裂けても、医療はあくまで回復できる環境を整えるため、全力を尽くすのみ。後は人間の持つ自然治癒力に任せるしかない。
髪の毛を切りすぎたと思っても、伸びてくるにはそれ相当の月日が必要なように、痛んだ細胞も時間をかけて自然な回復を待たねばならない。いくら医学が進んでも一晩で元通りにはならない。充分な睡眠と栄養、時には安静休養も必要だろう。
自然治癒力が旺盛になる環境づくりの整備と、からだの不思議なメカニズムを改めて考える機会を得た2日間だった。