今年も、本日だけ。すなわち大晦日。新年の準備ははかどっておられるだろうか?そんな準備のひとつに “ぽち袋” がある。この“ぽち”が実は「これっぽっち」の「ぽち」からきているとの説があるらしい。これっぽちのわずかな金額のお年玉でも、裸で渡すよりは、ぽち袋にいれて渡すことの、粋を感じることができたのが日本人だった。過去形で表現したには、理由がある。ちょっと粋な小料理屋さんの、テーブルにある一輪挿しや、器の凝りようなどあまり気にかける人が少なくなったような気がする。正月のレジャーでもお世話になるだろうファミレスやファーストフードでの、マニュアル対応では、ぽち袋に見られる小粋さは感じ取れなくなって来ている。最後は 「安い、高い」 に落ちつくだけでは、ちょっと寂しいような気がするのは小生だけだろうか?
今年も多くのバレー関係者の方々とお話させていただく機会があったのだが、最後は「背の高さに」落ちついてしまう。そこには“ぽち袋”に見られる日本人の「粋」や「感性」が少ないような気がしないでもない。
「背の高さ」と「ぽち袋」を無理やりこじ付けたわけでなく、要は、そんな単線的な視点ではなく、日本人が古くから養われてきた、奥ゆかしい複眼的な見方をしようでは無いかと言った提言である。
今年も勝手気ままに綴ったブログにお付き合い下さりありがとう。皆さん良いお年を!