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上部組織

 興味深いデータと文献に目を通す機会があった。まずは21世紀になってから開催された夏季オリンピック3大会(シドニー、アテネ、北京)で日本が獲得した総メダル数80個のうち、柔道、レスリング、水泳で54個を獲得しているそうな。実に7割近く。
 一方、少年期の選手人口の多さから軟式野球(約30万人)、サッカー(約28万人)、ミニバスケットボール(約15万人)、バレーボール(約9万人)と続く。しかしオリンピックでの団体競技のメダル獲得は、最近の女子ソフトボールの頑張りだけ。そのソフトボールもオリンピック種目から姿を消した。では、メダル獲得上位種目のジュニア世代に対して、上部組織はどのような考えを持っているか、文献になっている。
 まずは日本柔道連盟強化委員会の大迫明伸氏の話。
 「えりのつかみ方のように、繊細な技術の習得は簡単ではありません。ですから心も体も柔軟な少年期に工夫し、試行錯誤する中から自分らしい方法を見つけ出し、時間をかけて体得してほしいのです。しかしそのような時間がかかる技術を丁寧に教えるよりも、すぐ次の試合で役立つ方法論のようなものを重視する指導者が増えてきている。・・・(後略)」
 続く、日本レスリング協会事務局長の菅(すげ)芳松氏によれば、
 「私たちは少年時代には強化という概念はまったく不要だと考えています。少年時代に競技選手として強くするという視点はいらない。それよりも子ども達にはレスリングを通じて多様な身のこなしを覚えてもらい、自分の体を状況に応じて思うようにコントロールできるようになってもらえばいい。相手と組み合って押したり、引いたりする中で、重心の移動や姿勢の変化を感じ取り、自分の力や相手の力を合理的に利用する感覚、機敏な対応、それらを洗練していくことが第一義と考えています。」
 最後に団体競技を代表して、日本バレーボール協会に登場して頂こう。JVA強化事業本部の成田明彦氏は、
 「これまでのように指導者に対して『勝たせるから優秀である』という視点だけでなく、今後は『きちんと育てて次につなげるから優秀である』という視点も持たねばならないでしょう。」と語っている模様。
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by kiwatinker | 2010-09-30 08:54 | 一粒百行

組体操

 今週土曜日は運動会。そんなことでティンカーベルズの練習はお休みの予定。何とか天気も持ってくれそう。
 ある女性教師が話してくれた。「組体操で逆立ちができない子どもが半分ほどおり(もちろん支持倒立)、今年は片側だけになるらしいです」従来は2人1組になってお互いが倒立したが、今年はそこまでできないらしい。
 腕の力がない、頚反射が使えない、胴体の保持力がないと、ないづくしが三拍子揃ってしまっている。本当に笑い話では済まされなくなってきている。
 中学校の男子さえ体力低下によるケガの恐れもあり、とうとう組体操自体が体育祭からなくなってしまったとも伝え聞く。相当深刻になってきた。
 生後1歳までは寝返りしたり、座ったり、ハイハイしたり、立ったり、歩き出したりと一喜一憂しビデオに収めていた親達も、人並みに歩けるようになると運動からどんどん興味が失せていく。次第に知的教育へエネルギーは注がれる。
 組体操で宙返りまではできなくとも、土台になれる力の入れ方や、友人を担ぎ上げる力のタイミングの出し方は、将来役には立たないと思っているのだろうか。いや連想することすらできないか。
 嘆いていても始まらない。地域からでも骨太筋太を含めた体育、徳育、知育のバランス感の優れた子ども達を育まねば。
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by kiwatinker | 2010-09-29 08:30 | 一粒百行

複数種目

 長崎へ向かった凹娘がまだ幼稚園児だった頃、初めての習い事にダンススクールをすすめた。将来の球技系アスリートを目指して、先ずはダンス。確かな根拠など全くなかったが、リズム感の養成は大切と感じ入っていたため。
 スイミングスクールからスタートするキッズも多いそうだが、水中での身体操作は上達しても、球技系には繋がらないと判断。逆にリズム操作を身につければ、泳ぎは可能と考え実行。結果はアスリート系スイマーには遠く及ばないが、小中学校で必要な泳法・距離そしてタイムはすべてクリアしたわけだから、まずは良しか。
 その後ダンスは小学校卒業まで続け、バレーボールと併行。お陰でD2ダンスやスパダンも難なくクリアし、今でも練習中8ビート、時には16ビートのリズムをからだで刻んでボールを追っかけるそうな。
 ティンカーベルズ発足当初、サッカー少女が入部してくれた。ボールの落下位置に的確に入る身のこなしに、サッカーのヘディング練習の効果を見た。おでこの直上に必ずボールが来ている。
 今も土曜日にはバスケ、日曜日にはバレーの男の子選手がいる。ボールを追いかけるダッシュ&ストップは、まさにバスケのステップ。その他にも空手、剣道の武道系もいる。すぐに効果が現れなくとも、必ずや隠れた身のこなしとなって現る。
 もうひとつのライフワーク、ココクラブもそんな複数種目、多様な身体操作をキーワードに始めたクラブ。クラブ出身者も多数活躍してくれている。
 改めて別の種目を行わなくても、普段の練習にどれだけそのような要素を取り込むか。大人の頭の体操、脳のストレッチが選手達の可能性を膨らませる。
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by kiwatinker | 2010-09-28 08:36 | 一粒百行

インサイド

 毎日新聞全国スポーツ欄に、先週一週間連載されたコラムのタイトル。サブタイトルに「子供の体力」となっている。毎日読み続けたが、大変興味深い内容。「日本は世界で最も運動していない小学生がいる国ということを認識することが体力向上の第一歩になる」と1回目の文章に綴られている。
 バレーボールの体験に来てくれる子供達も、基本動作の劣っている子供が多いと実感する。“走る・スキップ・起き上がる”。全国どこでも変わらないことだろう。そして運動する子としない子の二極化に加えて、運動する子はひとつのスポーツにこだわる単一化が著明だとも。
 最終回では「米国では09年から小学生以下の全国ブロック大会を禁止して小学生時代は競技スポーツ、競争主義に偏らないように取り組み、日本の少年団に当たるクラブは3種目以上の競技が必須になっている。またオーストラリアでは政府が子供達の放課後の運動プログラムを提供する取り組みを始めている。競技の技術力向上を図るのは中学生以後で、小学生の時は運動機会の増加と様々な運動形態を体験することに重点を置いている」と某大学教授は説明している。
 米国とオーストラリアと言えばスポーツ大国。これが小学生時代の“世界標準”。その先には世界レベルのアスリートたちがたくさん誕生してくる。この底辺の拡大と発育発達期の過ごし方は、決してスポーツ先進国と言えないのが日本の現状か。
 子供達にバレーボールの技術指導に“自信”を持っておられる方は少なからずおられるだろう。ハイティーン以後の成長に目を向けて、“自覚”しておられる方はどのくらいおられるだろう。
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by kiwatinker | 2010-09-27 09:02 | 一粒百行

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 スポーツ少年団のような小学生スポーツと、公立中高校の部活動との違いのひとつに、活動費の捻出がある。小学生スポーツでも、ランニングコストは馬鹿にならない。例えコピー1枚でも費用は生じる。常に、出入りの数字は頭の隅に置いて活動している。市からの助成金はごくわずか。後は、会費がすべてだが、そこは自主自立活動の小学生スポーツのメリットを生かしたい。毎月保護者に渡す「ニュースレター」 月間スケジュールも記載しているため必ず目を通してくれるだろう。もしかして冷蔵庫にでも1ケ月間は貼っていてくれるかもしれない。そんな点を利用して「スポンサー」を募る。毎月ニュースレターに広告を載せる。もちろん有料で。そしてこちらも、できるだけスポンサーのお店を利用する。お互いWIN-WINの関係。自然体夜の会場の「堺屋」さん、ユニフォームやボールなどのスポーツ店さんがこころよく引き受けてくれた。選手の送迎、遠征にも車を使えば、オイルやタイヤも古くなる為、カーショップさんが近日中に名乗りを上げてくれそう。企業側もマスメディアを使っての効果は、さほどないことは分かっているはず。決して大きくはないが、親密なコミュニケーションで確実な利用、口コミは必ず売り上げにもつながるはず。両者柔軟な発想が必要。将来的には制限の少ない練習着にも会社のロゴマークを入れF1のユニフォームスタイルも視野に入っている。
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by kiwatinker | 2010-09-26 06:58 | 一粒百行

最後まで

 8月のバレー塾では塾頭から、小学校の体育館の中でトイレットペーパーを袋一杯に抱きかかえ、走りまわっているスタッフの姿をご覧になってお褒めの言葉を頂き、大変恐縮した。
 今回は最終日の後、山ほどに積み上げた機材や備品、お茶セットを運び出しているスタッフの姿をご覧になって、「表無し」のすごさを感じたとおっしゃって下さる方がおられた。誠に恐縮。
 遠路、時間とお金を使って敏速に行動を起こされるような方々は、やはり独特のアンテナをお持ちになり、感じておられるのだと感激することしばしば。
 何事もワクワク感の伴う準備に比べて、本番終了後の疲労感も重なる後片付けは億劫になりがち。されどその表情、取り組む姿勢が大きな差となって相手に伝わっていく。最後まで気を抜かず、されどさりげなく“おもてなし”を行える工夫に余念なく磨きをかけ、お招き頂いた時はご厚意に甘えつつも小さな配慮に感謝できる。そんな大きい・高いアンテナを持ちたい。
 先の指導者の選手達もきっと型通りの挨拶ではなく、自然な中にも心からの挨拶だろうと、なんだかオーバーラップして見えてくる。
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by kiwatinker | 2010-09-25 07:55 | 一粒百行

懇親会

 懇親会、単に飲み会・おしゃべり広場と捉えるか、夜のバレー塾として臨むか大いに分かれる。
 
 「自信は(小学生でも)持てるが、自覚は(大人でも)持てない」
 「スプリットはスタート、バナナはフィニッシュ。間は自動的に起こる。始めと終わりを意識しろ!」
 「誰も知らない、負けないプレーになる」
 「腹筋は初めにトレーニングする」
 「ボールから手が離れる瞬間、全身の筋肉が調和されて、パワーをボールに伝える(力むのではない)」

 昼間の講義を咀嚼し、栄養素に変える消化酵素を頂けるところが懇親会かもしれない。
 人との交わりの中に、下ごしらえ・隠し味・調味料そんな秘伝の技法が隠されているに違いない。
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by kiwatinker | 2010-09-24 09:40 | 一粒百行

秋バージョン

 初日の体育館、スパイクの実技練習が中心であったが、しっかりトレーニングの内容もあった。「講義をしても、相手に伝わるのは、その人の興味のあること」そんな内容のことを塾頭が語られた。トレーニング“秋バージョン”そんな風になってほしくないモノ。勝利に拘らないとは言いつつも、バレー技術に興味が尽きないのは人の常。コンパスジャンプも習得すれば、ちょっとばかりのトスミスにもバッチシ対応できるのは目に見えているが、ハードなコンパスジャンプの練習に耐得る筋力、体力は秋バージョンで鍛えるしかない。この関係もしっかり理解したいところ。
 夏バージョンよりハードな秋バージョン。全14種のメニューが、基礎なら、コンパス、スプリッツ、レディーステップそしてサークルスクラッチは基本だろう。その先に応用が見えてくる。
 10月から始まるバレー教室に、塾頭から“予習”が出された。早速今日の練習から「秋バージョン」開始!
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by kiwatinker | 2010-09-23 06:30 | 一粒百行

伝える力

 前回、1月の指導者講習会のノートをパラパラと眺めてみた。「誰かがチェックする身に置く。いい勉強しても忘れてしまう」と走り書きしてあった。
 今回も知識として学び、理解することに全身全心を使っても、伝える力はまた別問題と再認識。発表、報告、事務連絡ではなく、我が子と同じ年代の子供達にいかに伝えることができるか。それは「感じる力」であるかもしれない。
「よくしゃべる子が良い。ではしゃべらない子はどうするの?」
 「相手の笑顔を見て嬉しい、ではちょっとレベルが低すぎる」
 「言うことを聞いていない時にこっちを向いている。言うことを聞いている時は違うことを考えていることがある」
 「自分の言うことを聞いてくれることが成長ではない」
 「自分の言うことを聞かなくとも、どのようにすれば成長させるか!」
 すべて塾頭から指導者への提言。チェックポイント。ひとりよがっての勉強には限界があるが、一段高い環境に身をおいてこそ、気づき、気づかされ、壊し、変えられる可能性が残る。
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by kiwatinker | 2010-09-22 07:59 | 一粒百行

第4回自然体公認講師養成講習会

 4回目にして始めて実技の時間が設けられた。指導者だけの実技は皆さん張り切る!張り切る!たっぷりの汗をかいて頂いた。
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 小中学生たちのしなりには遠く及ばないが、“声”は負けない!
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 細かい身体の動きもきっちりチェック。
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 秋バージョンのトレーニングも体験。筋肉痛続出!
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 アイシング中!実技練習中に負傷。こころ痛めました(笑)
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 2日目講義開始。塾頭の背中も輝いてます!
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 一所懸命ノートにメモ。
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 グループ討議も白熱。30分の延長戦に!
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 各グループが発表。これはライブで聞いてもらうほかない。
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 いつもの角度から。今回はお膳の並びが違った!笑顔、笑顔、笑顔。
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 終了証授与は五十音順のため、いつもこの人から。
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 恒例の集合写真。表情に3日間の充実度が伺える!
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 最終日。帰路の都合で三三五五解散。昼食組はその間も実技練習。

 塾頭の「ハイ!終わり」で3日間が終了した。挨拶に来られた女性教師が涙ぐんでいたと塾頭から後で聞かされた。それほど中身の凝縮されていた3日間だった。
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by kiwatinker | 2010-09-21 10:52 | 活動報告
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紀和ティンカーベルズ


by kiwatinker
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