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トップグループ

 全国大会のベスト4に顔を揃える高校女子バレーボールの練習試合を見る機会を得た。先ずは、朝の8時30分頃アップを始め出した選手達の体調を伺うようにどこの学校の指導者もすでに姿を現していることに驚いた。練習試合が始まれば、すべての指導者達が、“静”か“動”かと問われれば“静”なのである。エンドラインの後方や、サイドラインの横など立ち位置は違えど、ほとんどゲーム中は動かない。威厳を感じる。そしてミスした選手に、語るのである。話し合うのである。コートを指さし確認しあうのである。選手が交代しコートの外に出た選手にも一言、二言アドバイスしているように見られる。その間もコートで起こっているゲームの内容や、選手の動き、ボールの行方を追っている。コートから目を切ることもほとんどない。
 練習セットで、勝とうが負けようが、円陣のミーティングはほんの2~3分、空き時間を利用して出来なかったプレーの反復練習を繰り返す。上手くいかないからとその練習を中断させることもほとんどない。
 もちろん選手達も、真剣な表情の中に笑顔があり、やらされている練習ではないことが明らか。体育会系特有の大声での返事も、ここでは聞かれない。
 後2試合、いや1試合を勝つことができれば日本一に手が届く選手達だから当然意識の高さはうかがい知れるが、指導者側にも最後の一戦に最高の力を引き出させるよう、選手の背中を押すようなな言葉がけや雰囲気作りを行い演出しているようにも伺える。指導者が責任を負い、選手の可能性をしょっている。だからこそトップグループなのだ。それにしても観客数は小生ひとり。贅沢な年の瀬。
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by kiwatinker | 2009-12-31 08:20 | 一粒百行

考えの基

 今年も残り、今日と明日の2日間。毎年少しでも成長しようと年頭に“目標”を掲げるが、“目的”までは本当に牛歩のごとく。いやカメさんの歩みか。どうしても「足し算」の発想になり、今ある物事に対して付け足すだけの枝葉末節的な日々を過ごす傾向になってしまう。
 根っこや幹の部分を変えるためには、人生観を変えるほどの出来事や、365日続けて積み重ねることでみえてくることもきっとある。そんなきっかけを与えてくれる本が、“基シリーズ第4巻”の『考えの基』、そして『指導者の人間学』。この2冊はタイトルからも分かるように、技術的な解決書だけではなく、もっと人間としての根本の部分に問いかけられる。まさに人としての王道について示されているので、たとえバレーのことを全く知らない人が読んでも、あるいは競技種目の違う指導者が通読されても、心に響く文面が数多くあるに違いない。
 覇道の勝利を目指すのならそれも構わないが、人生の後半戦に差し掛かっていく身としては、人生のゲームセット目前にはぜひ王道の幸福感を味わいたい。
 日々何かとバタバタ過ごす者として、せめてそんなことを考える年の瀬としたい。
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by kiwatinker | 2009-12-30 09:14 | 一粒百行

放下着

 先の日曜日に、仕事のスタッフ一同と忘年会として訪れた老舗すき焼き店の座敷に掛かっていた掛け軸の文字。「ほうげじゃく」と読む。
 「『全てを捨てる』という意味です」と仲居さんに説明してもらったが、どうも気になり、帰宅後ネットで検索。あの沢庵和尚が筆した言葉として有名なよう。「何もかも捨てた時に、悟りが得られる」というような意味があるらしく、高名な先生は次のような例を示して下さっている。
 「黒い雨傘を差したまま、夜空が見たいと思って、その傘にツンツン針で穴を開けて努力しているのが、悟りを求めている私達の姿だ」「つまり、傘を捨てればいいだけのことなのに、それすら気付かない」
 充分心当たりある説明。悟りを得るには、まだまだ鼻たれ小僧。子供達に説教する前にまず自覚し、放下に励みたい。
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by kiwatinker | 2009-12-29 08:51 | 一粒百行

うま味

 お節料理の各家庭の違いについて、話題に出る季節になった。
 「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」のほかに、「うま味」があることを日本人はよく知っていた。昔から魚や昆布のダシを使っていた人達にとっては当然の味覚なのだが、近頃は手間ひまかけることがうとまれ、調理するものにとっても敬遠されがち。食べる者も、小さい頃からうま味に親しんでいればその違いがよく分かるが、スーパーのお惣菜やファストフードの激しい味覚に慣れてしまっていれば、わからなくなるのも当然か。
 そんな「うま味」は人柄にもつながる。今年も多くの方々との出会いがあった。たった1回の出会いでも、「うま味」がにじみ出す雰囲気の方もあれば、いつも強い味覚の方も当然いる。見たこと思ったことだけを口に出し、相手の気持ちを察しもしない体育会系の発言の多さに、大の大人がくり返すことは激辛フードのようなもの。
 人の魂を揺さぶったり、心に響きしみ渡る大人の一言は、まさしくじっくりゆっくり魚や昆布からあふれ出てきたダシのようなもの。来年はそんな本物の大人を目指して、「うま味」を熟成したい。
 周囲に多くの「うま味」を持つ大人が多いのに越したことはないが、数少ないほんのわずかな、最高級の深みのある齢を重ねた人生の「うま味」を持つ人に巡り合っていることに幸せを感じる。
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by kiwatinker | 2009-12-28 09:58 | 一粒百行

JOC

 午後から、大阪府立体育館へ。中学生バレーの全国イベントは師走の大阪名物になったか。アリーナ横の関係者観覧席に、塾頭を発見し合流。席を隣に、目前で行われている4試合について、動きの良い選手や試合内容について、ご教示を受ける。まるで家庭教師のような解説者付き観戦。至極贅沢。攻撃パターンについても、レフト、センターのくりかえしが多いことに「イメージがわかないのかなぁ~」と解説して下さり。その後具体的な解決策まで、語って下さる。少し遅めの昼食、「坦々麺」まで頂き、ごちそうさまでした。
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by kiwatinker | 2009-12-27 06:19 | 一粒百行

宴会

 今年も残り1週間を切った。今週まで辺りが忘年会のピークだった方も多いのでは。
 同じ職場の仲間とは気心も知れわたり、仕事の話題で事欠くことは少ない。他人の話を聞いているだけでも、インプットできることも多い。酒も入れば、最後は上司のグチに落ち着いてくるのが常のようだが(笑)
 年も明ければ同窓会も多いのでは。何年振りかにあった同級生達は姿もすっかり変わり(相手から見れば自分もそうなのだが・笑)、幼なじみとの想い出話に花が咲いたり、学生時代、汗と涙を流した青春時代に戻れることもしばしば。
 これらのふたつはおしゃべり上手?のアウトプット派と、聞き上手?のインプット派に分かれても、同じ経験値があればさほど困ることはないのだが、結婚披露宴での丸テーブルを思い出してほしい。招待されて着席してみると、お隣はどこの誰かとも存じ上げぬ方とご一緒になったご経験もあるのでは。また職業の全く違う者同士が、町内会の寄りあいやPTAの集会で一緒になる時など、宴会ではないので、より打ち解けるまでにはかなりの時間を要する。さて、こんな時どうする?
 相手構わず一方的に機関銃のようにアウトプットされるのも困ったものだが、黙り込んだまま話しかけられた時までアウトプットせず、いざしゃべり出しても自分の経験していることだけしか話さない方も時折見かける。どちらにしても自分が大切で、あまり周囲の人々の言動に興味が少ないのではと感じ入ってしまう。
 コミュニケーションも飲みニケーションも会話のキャッチボールと言われる。せっかく交流を深めるなら、常にアウトプットしなくとも、ひとつやふたつの質問力を鍛えて使ってみたいもの。誰でも質問され、尋ねられれば、気持ちよく答えたくなる。特に宴会では(笑)
 話題が小休止しても、また質問すれば、次の話題に花が咲く。短いアウトプットに質問力を持てば、たくさんの貴重な知恵がインプットできる。遠慮しておいしいごちそうを食べきれずに悔しい思いをすることもあるだろうが、頭や気持ちの栄養に満足することは多い。
 正月をはさみ、指導者講習会まで頭も胃袋もいっぱいになりそうな、嬉しい予感である。
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by kiwatinker | 2009-12-26 08:08 | 一粒百行

フローターサーブ

 サブタイトルに「今まで、ここまで詳しく教えてもらえなかった」とうたわれている技術ファイルの第1巻がようやく出来上がり、先のバレー塾で50冊があっという間に完売となった。
 スパイクと同じく危険なフローターサーブは、肩と肘が故障する確率が高くなる。そうさせない理由を解剖学、特に肩甲骨やゼロポジションを詳しく説明しながら解説して下さっている。もちろん悪い理由もしっかり明記されており、なぜ肩、肘を痛めるかを理解できる。
 後半部分では、自然体フローターサーブのフォーム、すなわち動作について懇切丁寧に説明されており、「フムフム、なるほど」と合点がつく。
 本当にここまで詳しく教えてもらえば、多くの子供達をケガから守り、幸せにできるが、それでもまだ大人が脳回路を封鎖してしまうなら、立派な「脳の鎖国化状態」と呼べるべき現象だろう。
 「日の丸選手がやっているから」そんな理由だけで思考回路を止めてしまっては、10代選手の危険が増加してしまう。子供達を救うために、今考えて行動せねば!
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by kiwatinker | 2009-12-25 09:51 | 一粒百行

勝ちたい!?

 選手も指導者も単に「勝ちたい!勝ちたい!」と答えることを塾頭は戒める。そしてこう続く。「どこまで勝ちたいの?」「1回戦?」「地区優勝し、県大会へ?」「ベスト8?4?」「県で一番?」「全国優勝?」
 そりゃそうだ。選手権方式、どんなスポーツでもずう~っと勝ち続けられるのは、ただひとつ。決勝まで進めるのも2つなわけだから。
 目標とするところまで到達するための“覚悟と練習”が必要になる。「小学生なら週に4回の練習で全国大会を目指そう!」と目標を掲げて下さる。
 実業団の監督時代、当初「勝ちたい!」という選手達を、当時No1のチームの練習を見学に連れて行き、その練習以上のことをしなければ勝てないことを、選手達に実感させたとか。
 週に1~2回の練習で、“勝ちたい!”ことより“もっと目指すものがあるでしょ”とも語って下さる。
 ティンカーベルズ?もちろん後者の“将来を見据えたカメさん選手”がたくさん巣立っていってほしい。
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by kiwatinker | 2009-12-24 10:22 | 一粒百行

今年最後

 ティンカーベルズの今年最後の練習日。同時に先日のバレー塾を開催した体育館で今年最後の小学生バレー近畿大会が行われる。6年に1回の持ち回りで、今年は和歌山が会場。役員として参加。同じ体育館にある武道室では、ココクラブ主催の行事もあり、全スタッフ総動員の一日。年末最後までバタバタ。ガンバロー
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by kiwatinker | 2009-12-23 06:42 | 一粒百行

対人

 選手同士2人1組となる。ひとりが自らボールを高く放り投げ、スパイクのごとく打つ。相手の1人はレシーブする。
 バレー塾に限らず、ウォーミングアップ的にボールに慣れるためのドリルとして広く浸透している練習風景でもあるのだが、塾頭はそんな練習にも決しておろそかにしていない。それどころか、せっかく基本的なスパイクドリルやレシーブドリルを行っても、実践的な動きに近くなるほど、元の悪い習慣の動きに戻ってしまうことを見逃さない。一度練習を止めて、選手達に改善ポイントを指摘するが、指導者達が一連のプレーの中でその動きの質が正しいか、間違っているかを見抜くことが相当に苦しそう。中には手から放たれたボールの飛んでいくコースや回転を見て、指摘している場合もある。
 全力プレーではなく、簡単なドリルだからこそ、「スパイクの基」も謳われている“7つの動き”をチェックしたいもの。もちろん小1と中3ではその完全度違えど、動きはほぼ同じなのだから。レシーブもしかり。「一眼二足三胆四力」は“小さいから無理”などの発想から全く外れている。エッジがよく効く“二足”などを飲み込む速さは、7~8歳頃が一番速いと思うほど。
 練習試合でできないプレーを激しく指摘する前に、脳への正しい動きの刷り込み作業を丁寧にしておきたい。
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by kiwatinker | 2009-12-22 09:51 | 一粒百行
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紀和ティンカーベルズ


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