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反張膝

 運動会の前に膝の痛みを訴え、来院される小学生が多かった。特に腫れもなく、痛みのあるところも限定できない。ただ半日も練習を続けていると痛くなる。或いは帰宅してから痛み出す。そんな症状が多い。
 普段はあまり活発にスポーツするわけでもなく、どちらかというと細身のタイプ。膝を伸ばし上向きに寝かせ、膝の上の太ももを軽く押さえ、もう一方の手でかかとを包み込み上方に上げると、かかとがベッドから5cm程度、ひどい時は10cm近くも浮き上がる。すなわち膝が反り返る状態を反張膝と呼ぶ。
 関節の問題や大腿四頭筋の弱さ、靭帯の緩みなど色々考えられるが、この10数年反張膝が見られる小学生が多くなったような気がする。確かなデータはないが、やはり小さい頃からのからだを使った遊び、運動の不足が関係していると見て間違いない。
 それではバレーボールを始めとするスポーツを行っておれば反張膝がないかと言えば、結論はそんなに簡単ではない。スラ~ッとした高身長の細身タイプは多くなったが、順次成長に伴った筋力や筋肉量の少なさが目に付く。
 少し熱を帯びた練習をこなす頃には、あちらこちらが痛くなるこれからの小学生。まずはガラスのようなデリケートなからだの持ち主だと思って接しても間違いない。
 「昔はこんなことはなかった!」と嘆いているより、「では何をすべきか!」。子供たちを変えるより、自らが変わったほうが良い結果を招き入れることだろう。
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by kiwatinker | 2008-09-30 09:18 | 一粒百行

頚反射

 人体に備わっている正常な身体メカニズムのひとつがこの頚反射。頚とは首のこと。自然体バレーの講義にも必ず出てくる定番でもある。
 倒立歩行で見られる身体の使い方が、この頚反射によるものである。あごを少し上げ、床面をしっかり直視することで、両腕が真っ直ぐ伸びやすくなる。その反面、両脚は膝で曲がり、バランスをとりながら腕による歩行運動を行いやすくしている。
 逆にあごを引くことで腕を曲げやすくし、両膝を伸ばすことにつなげる運動が、鉄棒の逆上がり。ちょっとしたあごの上げ下げ、頚の前後屈で、手足の動きがこうも違ってくる。
 さて、この頚反射をうまくバレーボールにも応用したいのだが・・・。どうも悪い結果が目につく・・・しかし解決法もよく分からない方も多いと見受ける。
 小学生女子で160cm超や中学女子で170cm超の高身長からジャンプをして放たれるスパイクは、140cm台や150cmそこそこの小柄なレシーバーにとっては、かなりあごが上がり目線が上を向き、結果はボールに当てるのが精一杯ではじき飛ばされる。理由はというと、倒立歩行と同じく、腕は伸びやすく膝は曲がりやすい。そしてフットワーク軽く左右前後に軽快に動ければ良いのだが、そのような期待にそえなくなりからだが固まってしまうのが、この頚反射のおもしろいところ。例のごとく、「しっかり足を動かして!」と叱咤激励を飛ばすが、後の祭り。
 成長期の子どもにとっては大人の数倍、いや数十倍にも達する身体機能もあるが、劣っている機能ももちろんある。大人が思っているほど簡単に身体は動かせない。決して大人のミニチュアではないことを理解しておくべきだろう。まだまだ勉強の余地はある。
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by kiwatinker | 2008-09-29 10:47 | 一粒百行

運動会

 ティンカーベルズの選手達は橋本市内の7つの小学校から集まっている。小学校自体はそれ以上あるのだが、広域から集まり、学校で学ぶ以外の友達・仲間の輪も広がる。
 しかし本日はバレーボールの練習はひとまずお休みとし、選手達が普段学ぶ各自の学校で主役を演じてくれるに違いない。スポーツ大好き人間にとっては、待ちこがれた運動会。徒競走をはじめ、ゲーム競技、そしてダンス種目などなど、楽しみ一杯だ。
 我が家の子供達が通う小学校は、今だにお昼の弁当を運動場で家族と一緒に食べる習慣になっている。日・祝日勤務、或いは夫婦共働きは常識となりつつある昨今では賛否両論ではあるが・・・。
 バランスモーションとしてバレーが上達するために、様々なトレーニングで動きづくりや神経回路づくりに重点を置いてはいるが、もちろん運動会の各種目にマイナスに働くことなど絶対あるはずがない。障害物競走や騎馬戦(名称は少し変更されているが、競技内容は昔とさほど変わっていない)で、縄あみをくぐったり、騎馬の上で巧みな身のこなしとなるだろう。もちろん運動会の花、リレーにも。
 幸い天候も何とか持ちそうだ。今日は一日中、元気な子供達の声があちらこちらから聞こえそうである。
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by kiwatinker | 2008-09-27 08:03 | 一粒百行

講演

 お陰様でこんな小生にも講演依頼のオファーが入る。一昨日と明日も続き、年内は1ヶ月に2回ペースぐらいである。
 講演内容は仕事柄、スポーツとケガはもちろん、障害予防のトレーニングが中心であるが、最近は小中高と3人の子供を持ちスポーツに関わる保護者の立場からとしての内容依頼も増えている。スポーツ医科学の情報提示型はもちろんだが、選手・指導者そして保護者の三者三様からなる心理を掘り下げ、事象提示型も増えてきた。それだけスポーツを取り巻く環境も複雑化してきているのだろう。
 たぶん依頼先の方には、こちらが“自然体スピリッツ”を持ち合わせていることなどご存知ではないはずだが、講演の核は「ケガをさせずに強くする」「人間学」をお伝えしている。草野塾頭から全国へ発信している“自然体スピリッツ”を、形は変われど継承していきたいものである。
 勝つためだけのスポーツの覇道ではなく、真ん中を歩む王道は、すなわち人生の王道にもつながる。
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by kiwatinker | 2008-09-26 11:18 | 一粒百行

確率

 確かイチローは、打率より安打数にこだわっているといった内容の発言があったような記憶がある。打たれまいとする投手と打ち返そうとする打者との確率より、自分自身の力量による安打数、すなわち積み重ねていく数字にこだわっているとのこと。
 なぜこのような前振りをしたかと言えば、創部以来ティンカーベルズは何が何でもNo.1を目指しているわけではないことは、再三小ブログでも伝えてきている。が、技術的なことをおろそかにしているわけではない。強豪チームのエースアタッカーが10本中7~8本のスパイクを打ち切るのに比べ、確かに2~3の確率だろう。サーブのミスも他チームに比べはるかに劣る。レシーブにいたっても、平均以上のボールのスピードになるとはじき飛ばされる。
 しかしたまに見られるラリー中のティンカーベルズの選手達が行うオーバーパス。手から放たれたボールの後、余韻の残る指先は両手の人差し指が自然な形でボールの行方を追っている。アンテナぎりぎりに上がったボールを、うまくからだを使ってストレートに!ランニングフローターサーブは見ている者に「オッ」と言わせしめる。ただ、今は成功の確率、精度が低いだけ。
 小学校のステージではこんなものだろう。仮に“ホップ ステップ ジャンプ”に例えるなら“ホップ”よりも“ステップ ジャンプ”ののびしろに期待を込めたい。
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by kiwatinker | 2008-09-25 11:18 | 一粒百行

H20.9.23第2回STARS杯

 今年初めて招待された交流会。県内の強豪チームが勢ぞろい。全5試合を行った。
 組合せ表を見て、かなりの苦戦が予想された。いつも通り勝敗は別として、自然体バレーが選手達にどの程度浸透し、レシーブやスパイクの動作ができているかを確認する場となった。
 運動会も目前に迫り、少々バテ気味の選手達ではあったが、最後まで頑張ってくれた。祝日でもあり、たくさんの保護者が応援に駆けつけて下さった。特にお父さんの姿が多くなってきたことは嬉しい限り。これからもどんどん応援に来て下され!

≪予選リーグ≫ 4チーム中2チームと対戦
紀和   9-21  粉河      紀和  18-21  耐久
      8-21                 3-21

4位通過となり、午後の交流戦へ。

≪4位リーグ≫
紀和  14-21  中貴志    紀和  19-21  田中    紀和   9-21  スターズKIDS 
     10-21               10-21              17-21

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 交流大会のため、全選手が整列。6年生から2年生まで18名。特に3年と2年の6人は、試合に出場までは今一歩だったが、ボール拾いに始まり応援の黄色い歓声など、貴重な戦力。よく頑張ってくれました。

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 ベンチ反対側には応援席が設けられ、応援団の数は一番。4年生のラッキーガールのプレーには、大歓声とため息で一喜一憂。

 戦績は予想通りとなってしまったが、閉会式終了後「ハイ!後片付け」の一言で、疲れた体ながら誰ひとりイヤな顔せず、全員が率先してパイプイスを片付けてくれた。
 自然体バレーの真髄。動きづくりばかりでなく、心の成長、ここにあり。
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by kiwatinker | 2008-09-24 12:06 | 活動報告

無駄な動き

 「なくて七くせ」と人それぞれ色々な“くせ”がある。スポーツの動きの中でも同じことが言えそう。単なるくせでかわいいしぐさなら良かろうが、パフォーマンスに影響するようなら問題もあるはず。
 よく見かける、レシーブの直前に両手を大きく左右に広げたり、手を組んだまま一度顔の前方まで上げてから再び下げるなど。スパイクの時もペンギン歩きの真似のように、手首を背屈させてリズムをとっているようにもうかがえる動きなどなど・・・。たぶんきっと本人もあまり自覚していないのだろう。どちらの動きもレシーブから放たれた返球やスパイクのボールの勢いだけが評価され、「ナイスレシーブ!」「ナイスキー!」と相なる。
 無理な動きが多くなると、美しさにも欠け、厳しいボールに対しても詰めが甘くなるようだ。最短ルートでからだを動かし、余分なエネルギーを使わないことが、美しさや強さ、うまさを兼ね備えた身体の動きとなり、パフォーマンスも向上し、勝負を分けるプレーになるのでは。
 ミスした後チョロッとベロを出すしぐさぐらいなら愛嬌もありそうだが、鳥が羽ばたくほど大きく腕を広げても、ボールに集約されるエネルギーが増すわけでもないだろう。シンプルイズベストだろう。
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by kiwatinker | 2008-09-24 09:51 | 一粒百行

秋分の日

 休日。そして、交流戦。6時30分集合のため、慌ただしい。よってまた明日。
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by kiwatinker | 2008-09-23 05:10 | 一粒百行

対角螺旋

 年に1度、近畿地区から集まる同業者の集会が神戸であり、参加した。あらゆるスポーツに共通する対角螺旋運動についてディスカッションする機会に恵まれる。
 結論から言えば、分かっている人は分かってくれている。D2ダンスのさわりを見せるだけで、大変興味を示してくれている。「どんなスポーツにも共通しますね!」と驚きの表情。
 対角螺旋のレールから外れても、力強いパフォーマンスを表現できるが、ケガにつながる確率は当然高くなる。この辺りの理解が難しいようだ。
 モーションとフォームの違いを説明しても、???の人も多い。だけど良いモーションを追究していくと、自然と同じようなフォームに結びつく。
 色々意見交換。楽しい1日だった。
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by kiwatinker | 2008-09-22 09:42 | 一粒百行

メニュー

 台風一過、本日も練習。練習メニューの話題。
 多いパターンに、15分ぐらいのウォーミングアップから主メニューに入るのでは。いくつかのパターンの練習を行い、よりゲームに近い実践練習が定番か。そしてクールダウン、あればいいが・・・。
 ティンカーベルズでは、ウォーミングアップ+動き作りに約1時間を費やす。この間にボールを使うことはあまりない。その後初めてボールを使うとは言っても、いきなりオーバーやアンダーのパス練習ではなく、多くは遊び感覚の、ボールに慣れ親しむようなモーションバランストレーニングが中心。
 そして様々なドリルに移る。ここでも2~3人1組のドリルのため、1年生から6年生まで全員が同じメニュー。完成度の差は学年によってもちろん違うが、そんなことはお構いなし。シングルエイジの子ども達の脳に働きかけている。
 30分に1度は水分補給、わずか1分程度。そして時々はD2ダンスやあるあるステップ。もちろんスパダンのトレーニング的メニューも加わる。時にはわくわく体操も。
よく指導者から聞かれる「トレーニングの時間が取れなくて!」技術メニューとトレーニングメニューを区別しようとするところに生まれる時間との葛藤か。トレーニングと技術練習をセットにする発想ならば、そんな悩みは解決できるはず。これはもちろん塾頭の指導とアイデアのおかげ。
 試合前にはネットを挟んでのゲーム型式も時には行うが、せいぜい30分まで。確かに勝利第一のチームは、コートを使ったメニューがふんだんのようだ。細かく数えればメニューその数、4時間で30~50にのぼる。土日セットで100近くになる計算。選手に飽かせず、興味を持たせながらレベルアップ。
 「そんなメニューで上手くなるか?」と聞かれれば、自然体仲間なら答えられるだろう。「もちろん!」と。
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by kiwatinker | 2008-09-20 07:54 | 一粒百行
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紀和ティンカーベルズ


by kiwatinker
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