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東洋医学

 自然体研究会の会員でMLに登録され、昨日の内容をご覧の方ならわかる方も多いことだろう。草野塾頭の提案で、「脳内・体内に四季を伝える運動」を考えようと呼びかけがあった。
 MLの内容をかいつまんで説明すると、東洋医学的な発想(もちろんこればかりではないです)をもって、四季のある国・日本の良い点をからだの奥底に伝えて、老若男女に関わらず健康づくりを目指しましょうといった内容。
 
 ということで、まずは東洋医学とは・・・教科書的になって申しわけないが、「古代中国の哲学思想に根ざし、天地間の自然現象も人間の生理現象も同一の原理によって支配されるという天人合一の思想。さらに万物すべては気によって構成されるという気の思想。また陰陽論、五行説などにより、構築運用されている。」となる。
 なじみ深いところでは、経穴(ツボ)。全身にくまなくあり、この経穴を組み合わせ、病を治していく。
 よくテレビや雑誌で、“このツボはどのような症状によく効く”とうたわれているが、確かに“特効穴”と呼ばれるツボは存在する。しかし本来は全身のエネルギーのバランスをうまくとり、流れをよくするためにいくつかの経穴を選び、そこに鍼(ハリ)や灸(キュウ)を使って刺激を与えていくのが鍼灸治療である。
 アスリートにとって、欧米を中心とするスポーツ医科学の恩恵は計り知れないものがある。と同時に、東洋医学的な発想を持って、からだの奥底から元気にしていく考えは、四季のある国同じ東洋の人間として取り入れるべき事も多いはず。中国4000年の歴史は、待つ楽しさ、喜びから生まれたとも言われる。最近の日本の大人は、子供の成長を待つゆとり・楽しさをすっかり忘れているような気がしてならない。そういった意味でも、勉強のしがいがあるはず。早く目先の結果が欲しい人には酷な話か?
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by kiwatinker | 2007-05-31 09:49 | 一粒百行

朝食欠食と朝練

 またまた食べ物の話題で・・・。
 20代の一人暮らし、朝食欠食率はなんと49.4%。ほとんど2人に1人は朝食抜きの調査の結果となったらしい。
 大塚製薬の研究所によると、一般社会人欠食習慣のない20人を対象に、朝食について実験調査をした。朝食として、洋風パン食(食パン・ゆで卵・ハム・サラダ・ヨーグルト)、市販の栄養調整食品、おにぎり(のり付きで具なし)、朝食抜き(水のみ)の4つのグループに分け、週に1回無作為に4週間調査し、午前中の仕事における集中度や舌下温度、採血をした結果、洋風パン食と栄養調整食品は高い数字で仕事の集中度が高く、おにぎりと無摂取はかなり低い数字で集中しにくい数字になっている。これらの結果からおにぎりだけの朝食だと、血糖値は上昇するが、集中度までは改善されそうにはなさそうである。やはり朝食には脂肪やタンパク質を含むバランスのとれたものを摂る必要があることが示唆されたようだ。
 社会人の仕事中における集中度さえ低下するわけだから、小中高生はもちろん大学生の選手でさえ、朝から練習がある場合何を言わんやである。
 高校生など通学の長い選手や、大学生のひとり住まいの選手は、朝食の確保は困難だろう。しかし何とか工夫し知恵を出して朝食、それもできる限り質の良いバランスのとれたものをとるよう心がけてほしい。
 集中度の低下はコンディションを悪くし、ケガにつながる。早朝のケガと終了間際のケガが多いことも、別のデーターには示されている。小学生時代の朝食欠食習慣が、社会人になっても続くことで生活習慣病につながっていくのだから。
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by kiwatinker | 2007-05-30 09:35 | 一粒百行

タコ

 半夏も過ぎた頃、最も美味になるといわれるタコ。
 その消費量はやはり関西が多い。タコの刺身におでんの具、これらの料理はおっさんの一杯のあてでもある。若い人達がタコを他の料理法で口に入れるとすると・・・そう、あれあれ。大阪名物、たこ焼き。老若男女、関西在住の人々でたこ焼きがキライという人には、あまりお目にかかったことはない。大好きではなくても、独特のソースにかつおのふりかけ、青のりの風味に食欲がそそられる。これからの夏祭りのシーズン、屋台などで祭りを盛り上げ、行列が並ぶ風景はおなじみである。
 タコの血合いなどに多く含まれるタウリン。このタウリンが、からだにとってはなくてはならない優れものである。
 人間の体内にはバランスを維持するという機能(恒常性維持機能:ホメオスタシス)があり、内蔵のあらゆる機能を安定させる働きがある。タウリンはこのホメオスタシスを維持するための重要な因子である。
 牛・豚・鶏などの肉類にはごく少量しか含まれていないため、体内に取り入れられない。タウリンの不足になると大人の場合、高血圧や動脈硬化、心臓・肝臓の働きが低下する。すなわち生活習慣病に陥りやすい。タウリンが充分に足り、働くと、多くの生活習慣病を予防する。ということは、アスリートにとって夏バテによる食欲不振はエネルギーの渇枯。心臓の働きの低下は、持久力・スタミナの低下、そして肝臓の働きの低下は疲労回復を遅らす。血液検査には現れない異常が出やすくなる。
 いよいよ高校はインターハイ予選。中学は7月に中体連、小学生はサントリーカップ予選と全国大会へつながる地区予選が始まる。タコパワーでエンジン全開といきたいものだ。
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by kiwatinker | 2007-05-29 09:40 | 一粒百行

フォトで見るスポーツ栄養セミナー

 全国フォーラムでおなじみの斎岡明子先生をお招きして、2年ぶりの調理実習を五條東と紀和ティンカーベルズのお母さん達対象に、そして選手達と一緒の食事会・講義を開催した。
 テーマは『パフォーマンスの向上はからだのなかから!夏を乗り切り、勝利をめざす食事』
 夏バテせずに厳しい練習ができ、試合に臨めるからだ。「動きの基」は塾頭の新シリーズだが、「動きを起こさせる基本」は“食事”。決してあなどれない。

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 前日まで東京へ講演活動で出張。決して疲れた様子も見せないのは、やはり食事管理のたまものなのでしょう。今日はよろしくお願いします。
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 普段のボールを包丁に持ちかえて、笑顔の片山監督。きっと貴重な1コマになるかも。(すいません)
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f0097677_11224526.jpg 五條東とティンカーベルズのお母さん達。さすがに包丁さばきはお見事!ベテラン主婦の面々。夏の大会に向けてお母さん達も一致団結です!!

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 できあがった料理の数々。バイキングスタイルで食事になります。
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 完成した1人前の食事。メニューは、鮭のちらしずし・えび団子の酢豚風・じゃが芋のコーンミルク煮・すいとんスープ・いりこのカレー炒め・豆入りサラダ・豆乳かんの黒酢黒みつかけ、以上7品。
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 「いただきます」のあと、テーブルに集まりそれぞれ盛り付けています。
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 斎岡先生と片山監督もごちそうに舌つづみ。
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 五條東と紀和ティンカーベルズの選手達も、午前中の練習の後おなかも空いて食欲旺盛。いつもと違う食事は良い想い出に・・・
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 食事の後は少し勉強。栄養学も子供の頃から。
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 お母さん達も熱心に聞き入っています。これからはお母さん達の出番が多くなることでしょう。

 骨や筋肉を大きくするのは、もちろん食事。スピーディーな動きのための神経と筋肉をつなぐ働きも食事。試合中に足がつったり、疲労が抜けず疲れやすい、最後はケガの回復まで遅い・・・これらはすべて食事が関係している。
 敵に勝つで縁起をかつぎ、ステーキとカツフライではもう古い。カロリー中心だけでなく、分子栄養学に基づく食事。大いに取り入れて頂きたいものである。
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by kiwatinker | 2007-05-28 11:37 | 活動報告

引き算の栄養学

 数年前、全米を震撼させた記録映画『スーパーサイズミー』。
 ファーストフード大手ハンバーガーM社の製品を実験用のビンに入れ、ハンバーガーやフライドポテトを数週間から数ヶ月放置しておく。結果は新鮮な材料が使われているものほど早くから腐乱してくるのだが、特にフライドポテトに限っては5ヶ月経過しても全くといっていいほど形を変えないで保存されている。ということは、人工的な油や防腐剤が使われており、それが体内に入り蓄積されていくのである。
 主人公が3度の食事を全てM社のものを3週間食べ続けたところ、体重はもちろん血液検査も異常が現れ始めている。本当にショッキングな内容だった。

 からだに良いと言われるものは確かに多い。これらをどんどん食べるのは、足し算の栄養学。しかしからだにとって悪いものを食べない、これは引き算の栄養学。少し注意を払うだけで、暑い夏を乗り切り、勝利が近づく。目先の1勝はもちろん、長い目では健康で過ごす人生の勝利も。
 

 昨日の講義から。
◎毎日の食事からあなたはどのくらいの脂肪を摂っているのでしょうか?
 □ 揚げ物をよく食べますか
 □ いわしやさんまは嫌いですか
 □ 家庭でオリーブオイルは使いませんか
 □ マーガリンをよく使いますか
 □ 油の入ったドレッシングをよく使いますか
 □ ベーコンエッグをよく食べますか
 □ 週に4日以上、外食をしますか
 □ ケーキが好きですか(個数ではなく、好きか嫌いかで)
 □ ファーストフードを月に3回以上食べますか
 □ にきびなど肌にトラブルがありますか
 □ 乳製品を1日300g以上食べますか(牛乳1カップ+チーズまたはヨーグルト+コーヒーフレッシュなど)
 □ アレルギーがありますか
 □ 月経痛がひどいですか
 □ 体脂肪率が高いですか

 2~6個のYesで、現在の食生活ではまずまずといったところ。7個以上はやはり要注意。
 からだに悪い脂肪をとることは、体調を崩し競技力を低下させる。これから夏の大会に向け、差し入れにハンバーガーやドーナツを見かけることがある。せっかくの好意が、実は体調を崩す事になりかねない。
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by kiwatinker | 2007-05-28 09:54 | 一粒百行

見えるもの、見えないもの

 昨日の塾頭の“日々新た”を見て驚いた。講義の中でもよく出てくる 「高い見識」 の話。小生の心を見すいているかのようだ。実は昨日、各都道府県でも開催されている地区予選があった。結果は公式戦の連敗を、更新。塾頭からは「まだまだ勝ったらあかん!」と言われる。そして確かに勝つことへの執着は、小学生のチームに限ってはほとんどない。対戦相手は日本一を目指すと豪語している我がチームと対極の位置にいる。練習量も倍以上、当然試合内容にも差がつくこと当然。さてここまでは指導スタッフは先の講義も受け、日頃から塾頭の指導を受け結果には見えない成長もたくさんあることは認識されている。問題は保護者たち。見える結果に一喜一憂。もちろん「三つの納得」を得るためにあの手この手と機会あるごとに伝えるが、なかなか浸透は・・・ これからだろう。
 もっと高いところに登り見識を高めなければならない。

 さて本日、こちらもあまり理解されにくい食事面。専門家をお招きしての調理実習。もちろんお母さん方に。報告はあす。
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by kiwatinker | 2007-05-27 06:43 | 一粒百行

田園風景

 南海高野線 林間田園都市駅、自宅から最寄りの駅名である。駅名通り、周囲は山間部に囲まれ、ちょうど今頃は田んぼの水が張りめぐらされ水田となりだした。
 あちらこちらで水田になり始めたとたん、何が起こるか。夜中に目が開いた時など、締め切った窓越しにもかかわらず聞こえてくるのは、カエルの大合唱。
 ♬カエルのうたが聞こえてくるよ~♪そんなかわいいものではない。たぶんこの季節こちらで初めて寝泊りする人は、きっと耳について寝れなくなるほどだろう。
 この週末には大勢の人達によって田植えがなされる。今はすっかり器械による田植えとなったが、それでも日差しが厳しく水面に反射される光は体力を消耗させることだろう。
 日本古来の主食でもある米を作る営みの中に、多くの日本文化が発達してきた。秋の収穫目指して、水の管理や害虫の駆除等、本当に気配りも大変なことだろう。ご苦労様です。
 水田に1本1本苗を植え、一粒のお米になるまで手間ひまをかける、当ブログの名称『一粒百行』が今年も始まった。
 今年も秋の豊作を祈りたい。そして農家の方にも負けないよう、自然体バレーを通じて子供達の成長を手助けしていきたい。
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by kiwatinker | 2007-05-26 09:00 | 一粒百行

『体の通信簿』解説

 D2ダンスの小冊子が完成され、草野塾頭のHPで購入が可能となった。
 DVDにはD2ダンスとわくわく体操が収録されている。わくわく体操が単なるトレーニングとなり、指導者らが多忙で体育館に顔を出せない時に「わくわく体操をやっておけ!」と指示が出るだけではもったいない。指導者自らがわくわく体操を行っている選手達の動きを見て、からだの動きを見抜く力、起こるかも知れないスポーツ障害の予防のために『体の通信簿』が出来上がった。
 そして通信簿をつけるための“目の付けどころ”をまとめようと、草野塾頭より通信簿・解説書の提案があった。善は急げの通り、昨日スタッフ数名によるビデオ撮り・デジカメ撮影、そして注意ポイントのパソコン入力と、時代の文明の利器を使っての作業となった。
 撮影会場はエアコン設備がないため、モデル役のスタッフはじめ皆が汗だく。天候に恵まれた?ために室温は急上昇。部屋の明るさは保たれてはいたが、額から汗が噴き出してくる感覚に水分補給は欠かせない。4時間近くかかった撮影に、終わった頃は皆グッタリ。疲労困憊となり、5時前には無事終了。
 今後はひとつの体操のチェックポイントを写真や文章でまとめていく作業に入る。皆さんのお手許に届くには、もうしばらくかかりますが、楽しみにお待ち下され!
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by kiwatinker | 2007-05-25 09:35 | 一粒百行

残念ですが・・・

 奈良県内の公立高校女子バレー部指導者の不祥事が、今朝の朝日新聞に三面記事として載った。女子部員への暴力はもちろん合同合宿費用として生徒から集めたお金を合同合宿の他校の指導者との飲料費として流用したとのこと。
 記事を読んで皆さんはどう感じられるだろうか。特に先日の指導者講習会を受けた者のひとりとしては、いかに指導者が襟を正し、理念を持ち、正しい理論をバックボーンに技術指導ができるか。しかしそんなことは人生にとって枝葉末節である。人間として何が正しいことかをきちんと考えられる指導者を目指そうと、塾頭以下確認したことを本当に聞かせたかった。

 日曜日、ゴルフ界には新星が現れた。弱冠15歳高校1年生の、ハニカミ王子こと石川君。彼のインタビューの中で、「世界の人たちから好かれるゴルファーになりたい」すごい目標だ。強くてうまいだけではなく、きっと人間的にも魅力あるということを言わんとしているのだろう。

 話は元に戻り、高校野球の特例制度に始まり、関西有名大学ラグビー部の婦女暴行事件等、アマチュアスポーツにもマスコミを含めた鋭い視線が注がれている。暴力も金銭も見つからなければ、バレなければいいだろう、そんな安易な空気が流れてはいないだろうか。
 対岸の火事か、我が身も襟を正せと考えるか、答えは明らかだ。
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by kiwatinker | 2007-05-24 09:23 | 一粒百行

上達

 バレー塾に参加された方のブログに、「子供達が変わっていく。上手になっていくのがわかります。」といった内容を多く見かける。
 せん抜きレシーブのドリルの最中も、草野塾頭は長くてひとつのドリルに6~10分ぐらいと思われる時間で、次から次へとドリルメニューを変える。少し困難なドリルの場合、多くの選手達がうまくできずに失敗をする。その会場の雰囲気・様子を見て、うまくできていない選手が多ければスパッと中止し、皆ができるであろうドリルに変えているようにも見える。そして失敗してもいい場合は、あらかじめ「どんどん失敗していいよ!」と呼びかけておく。このあたりのさじ加減は絶妙だ。
 
 脳科学に関する本の中で、小学生が縄跳びを覚え始める頃、4~5回だけ跳べばほとんど同じ回数で失敗しているところを見かける。これは脳がケアレスミス、すなわち失敗したことミスした動きを記憶してしまい、その記憶が消えないうちに再度プレーをすると、同じような失敗を犯してしまう。子供のことだから失敗続きがイヤで違う事に興味を示し、しばらくして縄跳びを再開するとうまく連続して跳べるようになる。
 ケアレスミスを反復すればするほど、脳はミスした動きを強力に記憶する。その記憶が自分のプレーのクセになって、脳に刻み込まれてしまう。脳にミスした記憶を定着させないためには、まず休むこと。ミスを忘れる時間を作ることで、頭をリセットしてあげることが大切、と記載されていた。

 はてさて普段の練習、できないプレーに対して何度も繰り返させ、15分20分と延々と続く。挙句の果てには小学生に限らず泣き出す始末。苦い経験をお持ちの方も多いはず。(小生もだが・・・反省)今の理論どおりなら、脳に失敗の記憶をどんどん刷り込んでいるわけだから、“上達”するはずがない。
 草野塾頭、ドリルの最中にパッと笛を吹いて選手を集め、上手な選手を手本にさせる。他の選手は周囲に集まり座って頭を休め、うまいプレーを視ることによって刺激を脳へ送る。その間わずか5~6分。そしてドリルは繰り返し続く。こうすることで失敗の記憶をさせない、良いイメージを膨らませることができる。1日が終わる頃には、短期間で効率よく“上達”している。おおいに参考になる。見習わない手はない。
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by kiwatinker | 2007-05-23 11:24 | 一粒百行
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紀和ティンカーベルズ


by kiwatinker
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