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自己批評の精神

 夏目漱石の作品を時々読むことがある。『吾輩は猫である』『坊ちゃん』は小学生でも人気作人の上位を占めている。
 坊ちゃんは、山嵐といった真っ直ぐな正義の人が、悪巧みをする教頭の赤シャツや野だいこをやっつけたつもりでいて実は敗北している、そんな哀しさが胸にしみてくる。
 赤シャツとは実は漱石のことである。自分自身の内に潜むいやらしさを描いて、しかもあっけらかんと笑っている。並大抵にはできることではない。漱石のように自分を突き放し、客観的に批評する自己批評の精神は、優れた創造者になるためにはぜひとも必要なことではないか。

 昨日の草野先生のブログで、“体育会の上下関係・選手達に接する態度・少し勝ったばかりの思い上がり”が語られている。
 漱石が今元気でおられ、スポーツ界を見渡した時、何と感じるか。大物の指導者と自認する者達の間には、ナルシストの習性の方々を多く見受ける。チームがどう評価されているかなどの「自分語り」を続け、客観性や歴史の意識がないようだ。
 文学においてもスポーツにおいても、自己評価なき者が一流たり得ないのは当然のような気がする。
 デビュー作から自己を客観化することに成功した漱石だからこそ、文学の歴史に輝く作品群を残せたのであろう。スポーツとて同じである。
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by kiwatinker | 2007-01-31 08:53 | 一粒百行

アキレス腱

 ギリシャ神話の英雄、アキレウス。アキレウスの母テティスは、我が子の肉体を不死身にしようと、冥府の川ステュクスに赤子のアキレウスを逆さにして頭から全身を浸したが、その時母親がつかんでいたかかとだけは水につからず、かかとの部分のみ生身のままで残った。アキレウスは英雄となり活躍するが、戦争の敵の弓でかかとを射抜かれ、これが原因で命を落とした。
 この伝説からアキレス腱は、致命的な弱点の代名詞ともなったそうです。

 バレーボールに限らず、この季節は校内マラソン大会やなわとび大会でアキレス腱に負担のかかることが多いためか、アキレス腱に痛みを訴える選手が多くなります。
 アキレス腱の痛みには、アキレス腱周囲炎やアキレス腱包炎などがあり、確定診断はもちろん大切ですが、その後一般には安静を指示されることが多いようです。
 特にアキレス腱周囲炎のパラテノンと呼ばれる腱鞘の部分は、血流が悪いことで医学的にはよく知られています。よって安静にすることで痛みは軽減したが、スポーツに復帰すると再発を繰り返しやすくなります。
 おすすめのリハビリトレーニング。それは最大の目的として、血流を豊富にし、新陳代謝を促進させることです。1週間以内の安静で痛みが軽くなれば、ベッドの上に座り(イスでも良いです)ベッドの端から足首を出し(イスの場合は、足台のようなものの上に置きます)、足首の可動域いっぱいに上下に動かします。もちろんこの時に痛みを感じる場合は加減して下さい。1セット100回を3セットから5セット行います。体重をかけずに行うため、さほど痛みを感じることもなく、2週間程度続けることで血流が促進され、回復します。その後徐々に競技に復帰していきます。
 ぜひアキレス腱の痛みにお悩みの方は試してみて下さい。
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by kiwatinker | 2007-01-30 10:13 | 一粒百行

H19.1.27 新入部体験会のようす

 各学校のジャージに身を包み、かわいい小学校低学年が参加してくれました。
 説明会を終了したお母さん達との雑談の中で、スポーツはさせたいがやはりお茶くみ当番やトイレ掃除はちょっと大変といった意見は多くありました。(もちろんティンカーベルズではこのような当番制はありません。ご心配なく。)
 ほとんどの低学年頃のお母さんの意見で、「すごく上手くなって、勝てるチームに入りたい」と思われている方は極少数のようです。決して強くはない我がチームですが、やはり昨今の保護者の選手の考え方・ニーズを考えた場合、今後のチーム運営を考える時、色々な方法・あり方を探る時期にさしかかっているようです。
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by kiwatinker | 2007-01-29 11:33 | 活動報告

お箸で受験

 受験シーズン真っ盛りではないでしょうか。
 長崎県佐世保市にある久田学園佐世保女子高校では、今月末に実施する今年の入試から教科とは別に『正しい箸の使い方』を導入するそうです。受験生は六角形の特注箸でおはじきやインゲン豆などを10粒ずつ別の皿に移し、その様子が採点されるとのことです。しつけ教育を重視しているため、学校が入試科目を通じて出したメッセージとしては、大変興味深いです。
 昨年の11月29日付け一粒百行でも箸について述べましたが、内容は運動能力と箸についての関係です。箸使いが上手なことは、やはり家庭での食事についての認識もきっと高く、単なるお腹一杯ではなく家族で食卓を囲むことの大切さ、食事をとりながら1日あったことを話し合い、そこからお互いが学ぶこと、子供が親達から大人の視点や考え方を知り、親も子供の交友関係を知る手がかりになることでしょう。
 受験にしても運動能力にしても、上手な箸使いは一朝一夕にできるものではありません。しつけにしてもスポーツにしても、受験のためだけ勝利のためだけでは、その場しのぎでいつかきっとメッキが剥がれてしまいそうです。1年後、3年後、5年後そして人生においても、本当に役立つしつけやバレーボールの技術を身につけてほしいものです。
 ついつい受験の得点、練習試合の勝利に有頂天になるのではなく、何年先まで見えるかが大切なのではないでしょうか。考えさせられるニュースでした。
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by kiwatinker | 2007-01-29 10:58 | 一粒百行

新入団体験会

 先週一人、昨日は8人の1年生から3年生が体験会に参加してくれました。
 誰もが、母親に付き添われ緊張の表情で体育館に足を運んでくれました。勇気ある一歩に歓迎の気持ちを伝え、皆でお出迎えです。4年 5年の高学年をひとりづつに付け今日1日の指南役です。先ずはお互いに自己紹介をして、緊張をほぐします。
 そして全員でウォーミングアップにはいります。保護者達も我が子に視線を注ぎながら、2階の会議室で、パワーポイントを使っての説明会です。組織の方針や練習着の値段までまるで入学説明会のようにきめ細かくお伝えしていきます。もちろん“自然体バレー”についてもそれはそれは詳細に説明しティンカーベルズ出演のDVDまで放映しました。この時はは保護者も、食い入るようにして、ご覧になられていました。約1時間の説明会も終了し、2階の窓から子供の練習風景を眺めていましたが、きっと心中は子供達よりお母さんたちが「上手く、やれるかな~」と、気になっていたに違いありません。そうこうしているうちに練習も終了しました。
 最初は緊張の子供たちも、終わる頃には心地よい疲労感と笑顔いっぱいです。 「またバレーボールやってみたい人 てをあげて!」の声かけに、全員が手をあがてくれました。
 さあ~ この中から、何人入部してくれるやら、申込受付は来週です。皆さんお待ちしています!
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by kiwatinker | 2007-01-28 07:21 | 一粒百行

個人技

 昨日の草野先生のブログ、そして23日にはこの一粒百行にもコメントを頂いたように、「個人のスキルアップ」「個人技の充実」の延長に練習試合や合宿があることを、きっと指導者も忘れてしまうのでしょう。
 自然体バレー塾に一度は参加しても次第に遠ざかっていく人々は、草野先生も指摘されているように、コートの中での殺気あふれる激しい練習をきっと期待しているのでしょうね。保護者達もチーム選びに際して、バレーボールに限らず野球やサッカーもその傾向が多く見られるような気がします。実際には組織プレーの優劣より、我が子の上達ぶり、結果しか見れない近視眼的な方が多いような感じもするのですが・・・
 さて、午後から新入部希望者の体験会があります。小学2・3・4年生を中心に1日体験をして、保護者の方々にはチームの方針や組織についての説明会を行います。チームの理念や方針をしっかり伝えたいものです。しかし・・・申し込みの電話の際、「私も子供と一緒に体験したいのですが、いいですか?」このような、まずは自分が楽しみたい、イベント大好きヤンママ達、日本中で話題になっているモンスターママはなかなか手強そうです!
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by kiwatinker | 2007-01-27 11:13 | 一粒百行

呼吸

 意識をしている時はコントロールもできるし、無意識の時でも生命の維持のために行っているのが呼吸です。
 深呼吸や水中で息を止める時など、自分自身で調整する時は身体の色々な反応も現れる結果につながります。しかし仕事はもちろんスポーツを行っている時、そして最も無意識の状態睡眠の時でさえ、一時も休まず呼吸は行われています。考えてみれば、オギャーと生まれた瞬間から息を引き取るまで休む間もなく呼吸しているのですが、この呼吸をすることで動く筋肉も当然あるわけで、肋骨の間にある内外の肋間筋や腹横筋そして横隔膜などは常に収縮を繰り返しています。
 これらの筋肉は肋骨に付着し、そして肋骨は背骨の胸椎と連結していますから、意識した呼吸の強弱を繰り返すことで筋肉は良い収縮を行い、肋骨そして胸椎の動きを良くすると考えます。昨年の指導者セミナーで草野先生は、スパイクのポイントに胸椎を上げられていましたが、何か鍵が隠されているような気がしています。
 そしてこれらの呼吸に関する筋肉を支配しているのが、自律神経です。自律神経はほとんどの内臓も支配しています。その一番の特徴は、意識をせずとも勝手に働いていることです。瞬間に心臓を止めたり、腸の動きを意識的に止めることが出来ないのは、この自律神経が関与しているからです。

 話しは変わり、バレーの試合でコートの中で初めてプレーするデビュー戦や劣勢の時には、呼吸は浅く回数も増え、心拍数まで増加して、いわゆるドキドキ状態、緊張しっぱなしになります。これは自律神経の中の交感神経が勝り、過度の緊張になっているわけですが、この場合に意識できる呼吸を利用し、リラックスさせることが可能となります。ゆっくりと深く大きい呼吸を繰り返すことで副交感神経が勝り、落ち着きを戻し本来のプレーができるようになると言われていますが、なかなかその瞬間に遭遇した場合は簡単ではないこともわかっています。
 しかしだからこそ、意識できない部分の呼吸に身体や精神を乱されるよりも、意識できる部分の呼吸を常に自分の思い通りにできるトレーニングを行うことで、結果は違ってくるように思います。
 朝起きた時に窓を開け、新鮮な冷たい空気を胸いっぱい吸い、深呼吸をするだけでもエネルギーが満ちてくるようになりますよ!ちょっと寒いので、カゼを引かないように(笑)
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by kiwatinker | 2007-01-26 11:32 | 一粒百行

デトックス

 自然体バレー全国フォーラムでも特別講演をお願いした、栄養相談室ララファミリー代表栄養士の斎岡明子先生が橋本にお越し下さり、デトックスすなわち“解毒”について講演していただきました。
 現代の食生活では、安全な無農薬野菜でもない限り、多くの有害ミネラルが含まれているそうです。
 野菜が安全であったとしても、有害物質が含まれている肉類や魚類、そして調理に使う油や化学調味料はいかんせん口から体内に入ってしまいます。
 有害ミネラルは、脳・皮膚・そして骨に溜まりやすく、長年にわたり蓄積することでいろいろな生活習慣病になってしまいます。
 アスリート達も、たんなる疲労でバテていると片付けられてしまうことになりかねません。
 そこで家庭で作れるかんたんデトックスジュースのレシピを紹介します。

            材料(1人分)
                  トマト     ½個(約80g)
                 にんじん    ½個(約100g)  
                  りんご    1切(約50g)
                  いちご    3粒
                  豆乳     100cc
                 元気ですか濃縮Mgジュース  大さじ1
                 或いはレモン汁 ½個分
            <作り方>
             ①材料を切る
                にんじんなど固めのものはうすく切る
             ②ジューサーに入れる
                出来上がりをガーゼで絞るか、ざるでこす
             ③豆乳とMgジュース或いはレモン汁を②でできたものと
              合わせて注ぐ
                材料が全て絞れたら、豆乳とMgジュースかレモン汁を
                入れてよく混ぜ、グラスに注ぎます。

 飲んだ後、早い人なら30分程度でトイレへ(笑)
 たんなる便通の良し悪しではなく、体内の有害物が排出されるそうです。
 斎岡先生はこれらを「引き算の栄養学」と呼んでいます。
 からだにあれが良いこれが良いと、口の中に入れるだけを足し算の栄養学と考えるそうですが、足すばかりではダメだと警てきを鳴らしてくれています。
 体内からのトレーニングは見た目の変化がわからない為、ついついおろそかにされることが多いと思います。腹一杯食べればOKではなく、飽食の時代だからこそ気をつけたいものです。
 夏の真っ盛り、勝ち上がる為には本当の体力・からだのなかから湧き上がる健康を今からつくりたいものです。
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by kiwatinker | 2007-01-25 11:03 | 一粒百行

読むカイロ

 暖冬とはいえ、1年のうちで最も寒い季節です。
 お手軽にからだのあちらこちらに貼るカイロが市場に出回りだして久しくなりました。便利になる反面、誤った使い方も現れているようです。
 
 仕事柄「朝、顔を洗う時に腰にギクッときました」とか、「起きたら首が回りにくくなっていて・・・」などをよく聞きます。そして最初は軽い症状だったにも関わらず、時間の経過とともに痛みも強くなり、動くことが困難になってくるのです。
 このような方々に共通することは、カイロを貼り続けていることです。「痛くなってから、カイロを貼ったり温泉に入ってませんか?」の小生に質問に、「ハイ!寒い日が多かったし、冷えからきていると思い、ず~っとカイロを貼っていました!」やっぱり・・・いつものパターンと口には出さないまでも、頭の中で考えています。
 ギックリ腰や寝違いなど急性に起こったものは捻挫や突き指と同じ、最初の処置はやはり冷却すなわちアイシングが必要です。ついつい首や腰になると温めなくてはと考える人が多いようですが、急性の痛みが現れるメカニズムはどこも同じだからです。皮膚の下、体内で痛んだ組織は内出血を起こしていますが、その箇所をカイロで温めると内出血はどんどん増え、痛みも強くなってくるのです。
 ナイロン袋に氷を入れて15分間冷やします。もちろんこの時期はかなり冷たくなりますので、痛みのあるところは冷やしても足元などは暖房器具で温めて頂いて結構です。
 これから春先にかけて朝夕はまだまだ寒く、日中は気温が上がり、寒暖差が大きい時ほどギックリ腰や寝違えは多くなります。最初の処置の間違いは、回復に大きな差が生まれてきます。
 カイロはやはりアウトドアの作業やキャンプの時に有効に使うように心がけて下さい。過度の温めすぎにご用心!ご用心!
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by kiwatinker | 2007-01-24 09:48 | 一粒百行

全日本卓球選手権

 卓球の愛ちゃんばかりではありません。今年の卓球界男子シングルスを制したのは、水谷隼くん。17歳の高校生です。そして女子シングルスでも、福原愛の記録を破るベスト4進出は、なんと13歳の石川佳純ちゃん。“ちゃん”呼ばわりできないほど、精神は大人でした。ともに最年少の記録更新は、卓球界の新しい時代を確実に現しているようです。
 
 最年少だけに驚いているのではなく、彼らの記者会見の受け答えでの立派な大人の語りに一番驚いたのです。
 「一般の部では相手がほとんど格上の選手だが、どういう気持ちで臨んだのか?」という記者の質問に対して、
 「どんな強い選手に対しても、強い気持ちで向かっていこうと思っていた」
 ここまでは予想の範囲内だったと記者も語っているが、その後がすごい!
 「相手の方にプレッシャーがかかるので、私が有利だと思う」
 そして最後のとどめが、記者に対して、
 「13歳を相手にする対戦相手の心理的負担を考えたことがありますか?」

 福原愛ちゃんもそうですが、卓球界には冷静で聡明な年少選手が目立つような気がします。ある卓球担当記者は、「卓球は他のスポーツにもまして、戦術が左右する。相手を観察し、試合中に戦術を練り直す必要もあるから、自分をコントロールできる冷静さと、戦術を理解できる聡明さがないと強くなれないのではないか」と分析しています。

 多くの中高生選手では、指導者の言葉をそのままオウム返しすることが多く、予想外の質問は笑ってごまかす、この辺りではないでしょうか。指導者の考えや家庭環境も影響は大きいでしょう。ロボットのように「ハイ」「ハイ」と返事を求め、そして繰り返すだけの選手達、少女母親・少年父親が携帯電話に夢中になり、メールや着歴に一喜一憂では難しいのでは・・・

 春高バレー地区予選まっ盛り。勝っても負けても元気を与えてくれる言葉、琴線を揺さぶってくれる言葉を持っている選手が、バレー界にも現れてほしいものです。周囲も「背が高いね」が一番の価値ではなく、「しっかり話せるね」こんな視点をもってあげないと、きっとバレー界には永遠に現れないのかも・・・
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by kiwatinker | 2007-01-23 10:35 | 一粒百行
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紀和ティンカーベルズ


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