毎週火曜日の午前中は、体力向上プロジェクトのために幼稚園へ運動指導に出向いていることは何度か紹介してきた。
昨日、3ヶ月間の運動プログラムが終了し、体力測定会を行った。その中のひとつに、ジグザグ走がある。三角コーンを交互に並べ、20mをジグザグに走りぬけてタイムを計る。7月中旬に行った時、年長児の園児達はさすがに上手く走り抜けてはいたが、年少児となるとジグザグ走自体理解できず、直線的に短距離走のように走り抜けてみたり、コーンに近付くたびに立ち止まったりする人数が多かった。
3ヶ月間ジグザグ走ばかりを練習すれば、タイムもアップし上手く走り抜けるようになるだろうが、実際の運動プログラムは様々。柔道のような武道もあれば、マット運動、鬼ごっこ、バランスボールやらと、大学生たちと一緒に日替りプログラムを行い、3ヶ月間続ける。
そして昨日のテスト結果は、記録の集計作業を残してはいるが、明らかにジグザグ走の走り方が違ってきている。もちろん成長発育による分は見込まれるが、運動効果も少なくないはず。特に年少園児の動きは目を見張るものが感じとれた。
全ての園児がスポーツ選手、そしてアスリートになっていくのではないが、運動習慣を身につけることで少なくとも小中高に進むにつれ、長時間歩いても疲れない、同じ姿勢で立ち振る舞い、作業もできるなどの日常生活における“力強い体力”と“粘り強い体力”につながってくるに違いない。
時折りしもJリーグの3~4歳クラスの取り組みを、昨日紹介した。サッカーに限らず、バレーボールはもちろんあらゆるスポーツに共通する、“からだを動かすことが大好き”を育む大切な期間だろう。運動嫌いではスポーツの先細りはもちろん、日常生活にも支障が起きてくるのは間違いない。